防音工事の対応について!リフォーム工事を行ってくれる職人さんにお茶出しは必要?

防音工事に限らず、自宅のリフォーム工事を決めた方の多くは「工事当日の職人さんへの対応」について不安を感じるという方が多いようです。

例えば、リフォーム工事を行ってくれる職人さんの休憩中などに、簡単なお菓子やお茶を用意しておくべきなのか、またリフォーム工事中、自分はどのようにふるまうべきか…と言ったことに悩む方は意外に多いと言われています。実際に、防音工事の匠とご契約いただいたお客様の中にも、工事の打ち合わせ段階で「当日来てくれる職人さんのため、お茶とお菓子を用意しておきます!」とおっしゃってくれるお客様は非常に多いです。

多くの方は、初めての自宅のリフォーム工事の際には、さまざまな不安を抱えてしまうものですが、当日の対処法を知っておけば、職人さんとのコミュニケーションが円滑に進むはずです。そこでこの記事では、防音工事当日の職人さんへの適切な対応やコミュニケーション方法、さらにトラブルを回避するための注意点などを解説します。どのようなリフォーム工事でも役立つ情報だと思うので、ぜひ参考にしてみてください。

リフォーム工事中の職人さんへの対応について

それでは、リフォーム工事を控えている方の多くが気になる、「工事中の職人さんへの対応」について解説します。住宅リフォームの中には、1週間以上も作業していただくケースもあり、その間、どのような対応方法が正解なのか分からないと迷う方が多いようです。

そこでここでは、工事に従事してくれる職人さんへ、お茶やお菓子を出した方が良いのかと言った素朴な疑問について解説します。

職人さんへのお茶出しは必要?

リフォーム工事に限らず、どのような工事現場でも、職人さんは昼食に加えて「10時」と「15時」に短い休憩を取ることが多いです。昼食は、職人さんがお弁当などを自分で用意しているものですが、10時や15時の休憩時について、施主側としてお茶やお菓子を用意すべきなのかな…と悩む方が多いようです。実際に、かつては職人さんの休憩に合わせて、施主がお茶出しをするというのが当たり前の時代もあったようです。

しかし、現在のリフォーム業界を見回してみると、施主様に余計な不安や手間をかけさせないため、休憩中などにお茶やジュースを出さないでくださいと伝える業者が増えています。こういったこともあり、施主側もお茶やジュース、お菓子などを用意する方は減少傾向にあるようです。つまり、どのようなリフォーム工事でも、基本的には、施主側が職人のためにお茶やお菓子を出す必要はないということです。

ただ、そうはいっても、真夏の暑い中、汗だくで作業をしてくれる職人さんをみると、「冷たい物を出してあげたい」と気になる人もいるかと思います。これについては、お茶出しは不要としている業者でも、「絶対にお茶出しやジュースを禁止」としているわけではないので、施主様のお気持ちでたまに休憩中にお茶出しを行うのは喜ばれると思います。ただし、毎日のようにお茶やジュースを用意すると、職人側も施主様に負担が気になってしまいますので、『たまに』できる範囲でお茶出しをすれば良い程度に考えてください。

職人さんが自由に飲めるようにするのが喜ばれる

上述のように、現在のリフォーム業界では、業者側が「お茶出しやジュースを出さないでください」と言ったルールを作っていることから、施主側は作業前に挨拶さえすれば後は職人さんに任せておけば良いといった感じになっています。ただ、中には、こういった対応を味気ないと感じ、逆に不安になってしまう方もいるようです。

そういった方は、手軽に食べられるお菓子やペットボトルのお茶やジュースを用意しておき、「ご自由にお飲みください」という形で職人さんに渡しておくと良いでしょう。この方法は、お互いに気を使わないので、職人さんにも喜ばれる方法です。

軽食として用意するお菓子については、個包装されていて、パッと口に入れられるようなものがおすすめです。作業中ですので、手が汚れている場合も多いですし、個包装のものの方が食べやすいからです。ペットボトルや個包装のお菓子であれば、残ってしまったものを持って帰ってもらうこともできますので、職人さんも「飲み切らないといけない…」という余計なプレッシャーを感じなくて済みます。

工事が始まってから「気になる事」が出てきたときはどうする?

どのようなリフォーム工事でも、施主と業者が施工内容や費用について、最終的な決定に合意したうえで工事が始まります。しかし、いざ工事が始まってから「もっとこうしたほうが良かったのではないか…」といったアイデアや疑問点が浮かんでくることも珍しくありません。それでは、こういった時にはどういった対応をするのが正解なのでしょうか?きちんと契約書を交わしているわけですので、後出しで変更の依頼などはできない…と考えている方が多いと思います。

ただ、工事着工後に何らかの変更に関するアイデアが思い浮かんだ時には、出来るだけ早く業者の担当者さんに相談するのがおすすめです。もちろん、内容によっては対処のしようがない場合もありますが、軽微な変更で、すぐに対処が可能なモノの場合、職人さんが柔軟に対応してくれる場合もあります。なお、変更の際には費用がかかることもあるので、トラブルを回避するためにも、「変更にかかる見積り」は必ず貰ってください。費用がかからないと言われた場合でも、その旨は契約書の備考欄などに記載してもらうのがおすすめです。

この他、工事に従事する職人さんの対応などに対して不満を感じている、何か改善してほしい点がある…という場合も、出来るだけ早く営業担当者さんなどに相談すべきです。何らかの不満を感じたまま、リフォーム工事を進めてしまうと、後々のトラブルに繋がってしまう恐れがあります。また、職人が路上駐車をしている、ポイ捨てをしているなどと言ったマナー違反を犯していた場合、早急に改善させなければ近隣の方との関係が悪くなってしまう恐れがあります。
リフォーム工事に関する不満に関しては、その都度解消するのがベターですので、出来るだけ早く相談し、改善してもらうようにしましょう。なお、どのような改善を行うのかと言った部分も、きちんと文書として提出してもらいましょう。

リフォーム工事に関わるトラブルと対処法

それでは次に、リフォーム工事で余計なトラブルを回避するための情報を解説します。住宅リフォーム業界は、残念ながら現在でも消費者トラブルが多い業界です。ここでは、過去に実際にあったトラブル事例などを参考としてご紹介しますので、自分の身に起きた時、適切な対応ができるように覚えておきましょう。

駐車スペースの問題で近隣住人とトラブルになった

リフォーム工事で意外な落とし穴になるのが、工事車両の駐車スペースについてです。

例えば、自宅前の道路が狭く、さらに自宅には工場車両を駐車できるだけのスペースが無い…という場合、事前に「駐車場は誰が確保するのか?」「駐車料金は誰が負担するのか?」を決めておかなければいけません。過去には、狭い道路に職人が車を止め、近隣住民から苦情が出た…、職人に駐車場代を請求された…と言ったトラブル事例が報告されています。

こういった駐車スペースに関するトラブルを防止するためには、「車両駐車計画」を事前に提出してもらうようにしましょう。書面にて駐車場所や駐車料金に関してはっきりと決めておけば、後々のトラブルを防ぐことができますし、無駄な出費を避けることができます。万一、職人が予定外の場所に駐車した場合でも、事前の取り決め通りにするよう、契約をもって指示することが可能になります。

契約内容通りの工事になっていない

リフォーム工事で絶対に避けたいトラブルがこれです。要は、契約した内容と工事の内容に差異が生じるというものです。このトラブルに関しては、業者が「無理矢理コストダウンしよう!」など、悪意を持って行っているものと考えがちですが、実は打ち合わせ不足や契約時の確認不足、施主側が要望を正確に伝えられていないなど、業者に責任が無い場合も少なくありませんん。どちらにせよ、コストをかけて行うリフォームが、不幸な結果に終わり、トラブルに発展するというものですので注意してください。

こういったトラブルを避けるため、最も重要になるのは、施工前の見積りや契約内容をしっかりと確認するという対策です。例えば、営業担当者に口頭で伝えていた要望が契約書に記載されていないという場合、職人は悪意などなく、施主の考え通りの施工ができません。契約書に捺印する際に「〇日にお伝えした○○の内容は含まれていますか?」と、事前に確認すれば施主側の要望と工事内容に差異が出るのを防ぐことができます。なお、営業担当者にあなたの要望が伝わっていたとしても、契約書に明確に記載されていない場合、念のため記載してもらうようにしましょう。何らかの理由をつけて、明確な記載をせず曖昧な状態にしようとする業者であれば、危険な悪徳業者の可能性が高いので、その時点でお断りするのがおすすめです。

さらに、事前打ち合わせの内容については、可能な限りノートなどにその内容をメモして残しておくのがおすすめです。もちろん、電話で担当者さんと会話しただけという場合でも、工事に関わる内容であれば、きちんと記録しておきましょう。打ち合わせの流れやどのような内容を話したのか、詳細なメモが残っていれば、後々トラブルが発生したとしても、解決に繋がる重要な資料となるでしょう。さらに、疑問点や不明点があった場合、きちんと業者の担当者に確認し、曖昧な状態で残さないことも大切です。

特に防音工事の場合、完成後の防音性能について、数値として保証してくれるかどうかが非常に重要です。音は、人によって聞こえ方がかなり違いますので、数値による性能保証がなければ、業者側の言いなりになるしかありません。例えば、あなたが音漏れ具合に満足していない場合でも、業者の担当者に「自分の耳には聞こえない!」「打ち合わせ通りの性能になっている」と言われると反論のしようがないわけです。これが、明確な数値による性能保証がある場合、その数値に達しているか達していないかだけで判断できますので、余計なトラブルを防止することができるわけです。

なお、防音工事について、数値による性能保証を行っていない業者も多いようですが、それが工事に対する自信のなさの表れですので、そういった業者とは契約しないのがおすすめです。

まとめ

今回は、自宅のリフォーム工事を行うとき、多くの方が不安を感じていると言われる職人さんへの対応について解説しました。

この記事でご紹介したように、一昔前までは、職人さんへのお茶出しが当たり前だったリフォーム業界ですが、現在では、業者側がお茶やジュース、お菓子の提供をお断りしているという場合が多いです。もちろん、お茶出しは不要ですと言っている業者でも、施主側が出してあげたいと考えるなら提供しても構いませんよ。要は、「職人へのお茶出し」は、施主側の義務などではなく、あくまでも自由な行為として行えば良いということです。休憩時のお茶出しが無くても、気分を悪くするような職人などいませんので、その点は安心しましょう。

なお、この記事では、住宅リフォーム時にありがちな業者とのトラブルと、トラブル防止のための対策もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。リフォームのトラブルを防ぐには、何よりも事前の打ち合わせが重要です。さらに、あなたが要望として伝えた内容が契約書内にきちんと含まれているのかは必ず確認してください。

スタッフ A

大阪で20年間にわたって防音工事に携わってきました。
防音工事に関しての事、音に関する豆知識などを配信しております。

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