防音室工事に関して、お客様から良くいただく質問をご紹介します!

今回は、自宅に防音室を作ろうと考えているお客様から、工事の前に良くいただく質問とその答えについて解説します。

防音工事の中でも、防音室を作る工事までになると、決して安い買い物ではないため、工事の前にはさまざまな不安が頭をよぎるはずです。実際に、防音工事の匠にお問い合わせいただくお客様の中にも、自分でインターネットで調べた結果、より不安が募り弊社に質問してくるというお客様が多いです。

ここでは、自宅に防音室を作りたいと考えている方に向け、防音室工事に関するよくある質問をご紹介します。

防音室工事に関するよくある質問

それでは、防音室工事に関して、お客様から良くいただく質問とその答えについて解説します。

新築時に防音室を作りたいのですが、ハウスメーカーさんと一緒に作ってもらえますか?

近年では、新築時に防音室を作っておきたいというお客様が増えています。新築時に防音室を作れば、同居する家族にも音で迷惑をかけないように、防音室を中心とした間取りを検討することができますので、より効果的な防音室を用意することができるからです。

ただ、新築時に防音室を作る場合、ハウスメーカー様や新築の施工会社様、設計会社様などとの打ち合わせが必要になります。防音工事についても、工程の調整などを行わなければいけないので、経験豊富な防音工事会社に防音室の依頼をしなければいけません。なお、防音工事の匠では、新築時に防音工事を行うことも可能です。設計会社様や新築工事の施工会社様などへ、防音室の設計提供やアドバイスなども行っています。実際に、弊社はハウスメーカー様からのご依頼で防音室工事を行うことも多いです。

なお、ハウスメーカー様によっては、新築住宅の完成後でなければ、防音工事を認めてくれないケースがあり、その場合は、リフォーム工事と同じ扱いになるので注意しましょう。新築工事と並行して防音工事を行いたい場合は、新築の契約をする際に「防音工事の同時施工が可能なのか?」を事前に確認しておきましょう。

既存の部屋を防音室に作り替えると部屋が狭くなるのですか?

この答えは「狭くなります」です。具体的には、6畳程度の部屋を、時間帯を気にせずピアノの演奏が可能なレベルの防音室に作り替える場合、0.8~1畳程度狭くなると考えてください。

防音室を作るのに何日ぐらいかかるのですか?

防音室工事の工期は、一概に「〇日です」と言いづらいです。これは、防音工事を行う家の施工条件などもそれぞれ異なりますし、防音室に求める性能などによっても工期が多少変わるからです。

一般的な、ピアノ用防音室を作る場合を考えると、最短の工期でも9営業日は必要になります。安全を考えると、12営業日ぐらい見ていただくのが一般的です。なお、ユニット型防音室であれば、最長でも3営業日以内で完成します。

リフォームの防音室とユニット型防音室の違いは何ですか?

ユニット型防音室は、楽器メーカーなどが販売している既製品の防音室を購入し、それを部屋の中に設置するという方法です。防音効果を持つプレハブ小屋のような物で、工期が短く、お部屋そのものに手を加えないのが特徴です。また、ユニット型防音室は、引っ越しの際も、移設が可能だという自由度の高さがメリットです。しかし、既製品ですので、防音性能や音響など、防音室の仕様が画一的で、お客様の細かな要望に応えることが難しいのが難点です。

一方、リフォームによる防音室は、既存の部屋を一度解体して、壁や天井、床など、全ての部分に高い防音性をもたらすための工事を行う方法です。一から防音室の設計を行いますので、お客様の利用用途や要望などを全て叶えた防音室を作ることが可能です。一般的に、リフォームの方がコストや工期がかかるのですが、性能面が高い防音室に仕上がります。

関連記事:自宅に防音室を導入するなら、ユニット型と一から設計するならどっちが良い?

防音室を作るとどのぐらい音が小さくなるのですか?

防音室の遮音性能は、部屋の有効面積やお見積り金額を左右する要素となります。お客様が何のために防音室を必要とするのかによって、備えなければならない遮音性能が変わりますので、一概に「音が〇dB小さくなります」とは言いにくいです。
防音工事の匠では、お客様が想定する防音室の使い方や、発生する音源などをしっかりとお伺いしながら必要な性能をご提案いたします。

現地調査やお見積りにお金はかかりますか?

関西圏内のお客様に関しては、基本的に現地調査・お見積りは無料で対応させていただきます。ただし、遠方のお客様の場合、交通費のみご負担いただく場合がございます。交通費などがかかる場合は、事前にお伝えいたします。

部分的な防音工事は可能ですか?

もちろん、部分的な防音工事は可能です。しかし、問題となっている音を部分的な防音工事で解決できるかは分かりません。例えば、振動の絶縁レベルに高い性能が必要になる場合は、部分的な防音工事では対処が難しい場合がほとんどです。
お客様の音の悩みをお聞きして、適切な対処法をご提案いたしますので、まずはお問い合わせください。

木造とコンクリート造や戸建と集合住宅などの条件で費用は変わりますか?

防音室は、部屋の中にもう一部屋作るといった工事になるため、部屋そのものの重量が重くなります。そのため、木造住宅の2階以上に防音室を作りたいというお客様の場合、防音工事のために補強工事を行わなければならないケースがあります。そういった面では、コンクリート造と比較すると木造建築物に防音室を作る場合の方がコスト高になる可能性が高いです。
戸建か集合住宅かという点では、お求めになる遮音性能がその費用の変動要素となります。

和室と洋室では、費用が変わりますか?

和室の場合は、洋室と比較すると、解体にかかる費用が少し高くなる可能性があります。

まとめ

今回は、防音室工事をご検討中の方から良くいただく質問とその答えについてご紹介しています。もちろん、この記事内ではご紹介しきれていない疑問をお持ちの方がいれば、お気軽に弊社までお問い合わせください。

なお、防音工事の匠は、大阪市中央区に防音室のモデルルームを作っています。モデルルームにお越しいただければ、防音室の効果を実際に体験していただくことが可能ですし、お客様が抱えている疑問を直接お答えすることが可能です。防音室のモデルルームは、ご予約制になっていますので、お問い合わせフォームなどからご都合の良い日程を送信してください。

> 防音工事の匠「防音体験ルームについて」

スタッフ A

大阪で20年間にわたって防音工事に携わってきました。
防音工事に関しての事、音に関する豆知識などを配信しております。

[trustindex no-registration=google]

古民家再生ショールーム防音工事の匠はショールームがあります

ピアノ防音室

実際に防音工事の匠が施工した防音室で防音性能を体験することで、当社の防音室の機能・音響などを体感していただけます。
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建物にショールームがある会社さんが多い中、特に施工後にショールームと性能や音の反響がちがうといったトラブルが戸建てのお客様に多い業界ですが、町家再生事業として難易度の高い防音室を防音性能が最も出にくいとされる木造町家のショールームをご用意いたしました。

このページの先頭へ