楽器の練習場所に困っている?楽器の上達のため、気兼ねなく楽器練習ができる場所をご紹介!

日本では、学校教育として音楽を学ぶ環境があることからか、諸外国と比較しても、楽器に触れたことがある人が圧倒的に多いと言われています。そのため、音楽を生業としているわけではない方でも、趣味で楽器の演奏を行っているという方が非常に多いです。特に、コロナ禍では在宅時間が長くなったことから、時間を有効に使おうと考えて楽器を習い始めた方がかなり多くいると言われています。

ただ、一念発起して楽器の練習を始めたはいいものの、思い切り音を出せる練習環境がなくて困っている…という方も少なくないようです。楽器の上達は、やはりその楽器に触れる時間が長くなるほど進みますし、いつでも自分だけで練習できる環境が欲しいと考えるものでしょう。しかし、何の防音対策もしていない自宅で楽器の練習をした場合、騒音で近隣住民に迷惑をかけてしまうことになります。

そこでこの記事では、楽器の練習場所に困っている方に向け、おすすめできる練習環境をいくつかご紹介します。

音で迷惑をかけないオススメの楽器練習場所とは?

それではここから、楽器の練習場所としておすすめできるスポットをいくつかご紹介します。ここでは、それぞれの場所ごとにあるメリットと注意点についても簡単にまとめてみます。

民間の音楽スタジオや楽器店のレッスン室

楽器の練習場所として真っ先に紹介できる場所としては、民間の音楽スタジオや、楽器店などに併設されたレッスン室です。こういった場所を楽器練習に使う場合、以下のようなメリットが存在します。

■この選択肢のメリット

  • ・楽器演奏のための環境が整えられている
  • ・防音設備が整えられている
  • ・譜面台など、楽器練習に必要なアイテムで自分が所有していない物を借りられる場合が多い
  • ・場所によっては、持ち運びが難しい楽器(ピアノやドラムなど)でも借りて練習ができる

音楽スタジオやレッスン室は、楽器の演奏のために作られた場所なので、楽器練習を行うには最適な設備・環境が整えられている点がメリットです。場所によっては、ピアノやドラムが設置されていて、楽器ごとレンタルできる場合もありますので、手ぶらで行って楽器の練習が可能なケースもあるようです。
ただ、以下のような点はデメリットになるので注意しましょう。

■この選択肢のデメリット

  • ・楽器演奏のためにお金がかかる
  • ・場所が限られているため、近くにない場合遠出しなければならない
  • ・いつでも借りられるわけではない

音楽スタジオや楽器に併設されているレッスン室は、楽器練習のことだけを考えると、非常に優れた場所と言えます。冷暖房も完備された防音室なので、季節や天候、音漏れなどを気にすることなく楽器の練習に集中できます。また、個人練習以外にも、複数人で場所をレンタルし、アンサンブルの練習なども可能です。

これだけを見ると、楽器の練習場所としては最も良いと感じますが、いくつか気になる点はあります。例えば、楽器の練習をするために、場所のレンタル料金がかかる点です。利用料金は、店舗によって異なりますが、安い場合でも1時間当たり1000円程度、ピアノなどの楽器が設置されている場所などになると、1時間の利用で2500円以上に設定されている場合も多いです。また、大手楽器店のレッスン室などは、料金がもう少し高く設定されているケースが多いため、頻繁に利用すると考えると、かなりのコストがかかってしまう点が大きなデメリットでしょう。また、住んでいる地域によっては、近くにこういった施設がない場合も少なくありませんし、借りたくても借りれないケースがあるのはデメリットになるでしょう。

カラオケボックス

楽器の練習場所としておすすめできる第二のスポットはカラオケボックスです。近年では、カラオケボックスをさまざまな用途で利用する方が増えていて、その中には楽器の練習場所として活用する方も多いようです。

注意が必要なのは、全てのカラオケボックスが楽器の練習を認めているわけではないという点です。カラオケボックスで楽器の練習がしたいと思った時には、事前に楽器の演奏がOKなのか確認を取りましょう。

■この選択肢のメリット

  • ・24時間練習できる場合が多い
  • ・音楽スタジオなどよりも予約が取りやすい
  • ・クーポンや会員割引など、継続利用することで割安になる
  • ・防音環境が整っているので気兼ねなく演奏ができる
  • ・カラオケ曲に合わせて演奏ができる

カラオケ店のメリットは、早朝~深夜まで、24時間営業など、営業時間が長いため、いつでも練習に足を運べる点です。平日の仕事終わりなどでも気軽に利用できる点は、音楽スタジオなどにはないメリットです。また、自分が演奏したい曲がカラオケに入っていれば、カラオケに合わせて練習できる点も他にはないメリットになるでしょう。

ただ、以下のようなデメリットもありますので、注意しましょう。

■この選択肢のデメリット

  • ・周囲の部屋の音が聞こえるので、若干うるさく感じる
  • ・持ち運びが難しい楽器の練習ができない
  • ・譜面台などは自分で用意しなければいけない
  • ・部屋のレンタル料金がかかる

カラオケ店を楽器練習のために利用する場合、部屋のレンタル料がかかる点はデメリットになるでしょう。料金は地域などによって異なりますが、安くても30分で300円程度はかかりますので、頻繁に利用するとそれなりの金額になってしまいます。ただ、カラオケ店の場合、フリードリンクが付いていたり、会員になることで割引が適応されたりするので、音楽スタジオなどよりは割安感があると思います。

この他には、基本的に持ち運びができる楽器しか練習できないので、管楽器や弦楽器以外の練習場所には使えないという点は注意してください。最近では、楽器の練習ができることをメリットに掲げたカラオケ店が登場していて、そういった店舗にはピアノやドラムが設置されていたりしますが、数は非常に少ないので自宅の近くには基本ないと考えた方が良いでしょう。また、カラオケ店の防音対策の程度は、店舗によって大きく異なりますので、全てのカラオケ店で楽器の練習が認められているとは限りません。また、演奏を認められて練習していたとしても、近隣から苦情が出れば禁止に変わることもあるようです。どちらにせよ、カラオケ店を楽器練習に活用する場合は、予約時に楽器の練習が認められているのか事前に確認してください。

土手や河川敷など

楽器の練習が自宅で難しいのは、演奏音で近隣住民に迷惑をかける可能性があるからです。つまり、演奏音により他人に迷惑をかけない環境であれば、屋内での練習にこだわる必要はないのです。例えば、広い河川敷などで管楽器の練習をしている人を見かけたことがある人は少なくないのではないでしょうか?このほかにも、河原や広い公園、高架下など、音が迷惑になる可能性が低い場所があれば、練習場所に使うのがおすすめです。

■この選択肢のメリット

  • ・お金がかからない
  • ・広い場所なら開放感があってのびのびと練習ができる
  • ・楽器の練習を見た人に声をかけられるなど、新たな交流が始まることがある

河川敷や土手など、屋外で楽器練習することの最大のメリットは、お金がかからないということでしょう。上述したような、防音環境が整った部屋を借りる場合、どうしてもそれなりのコストがかかってしまいます。しかし屋外であれば、近くに民家が無ければ、広い空間を自由に使用することができるのです。

ただ、以下のようなデメリット面には注意してください。

■この選択肢のデメリット

  • ・天候や季節の関係で練習が難しい場合がある
  • ・持ち運びが難しい楽器の練習はできない
  • ・夜間や早朝の練習は控えなければいけない

屋外での練習は、管楽器や弦楽器など、持ち運びができる楽器に限られます。ピアノやドラムなどの練習は基本的にできないと考えましょう。なお、最近では電車の駅などにピアノが設置されていて、フリーピアノとして演奏できるような場所が登場しています。ただ、こういった場所は、それなりの腕を持つ熟練者が演奏することが想定されていて、未熟な人が練習に使うことは想定されていないため、なかなか使用するのは難しいでしょう。

この他、屋外となりますので、寒すぎる季節や、雨などの悪天候の日は練習場所に適さなくなるという点はデメリットでしょう。真冬に屋外で練習しても、指がまともに動きませんし、余り良い練習にはならないでしょう。この他、いくら広い河原などでも、近くには民家が必ずあると思いますので、夜遅い時間や早朝の練習は苦情が出るので演奏は控えた方が良いでしょう。

自宅に防音室を作る

最後の方法は、自宅に楽器演奏用の防音室を作るという方法です。楽器の演奏がしたくても自宅では難しいという方は、演奏音が屋外に漏れてしまい近隣住民に迷惑をかけてしまうから…というのがその理由だと思います。つまり、自宅に楽器演奏が可能な防音環境を設けることができれば、音漏れを気にすることなく楽器の練習が可能になるわけです。

それは、自宅に防音室を作るという方法のメリットとデメリットも紹介します。

■この選択肢のメリット

  • ・防音環境だけでなく、自分好みの音響環境を作れる
  • ・時間帯を気にすることなく24時間いつでも楽器の練習ができるようになる
  • ・楽器練習以外にも、音に関係する利用用途に使える(テレワーク部屋やカラオケルーム)
  • ・持ち運びができない楽器も練習できる

自宅に防音室を作るという方法の最大のメリットは、時間帯を気にすることなく、楽器の練習がしたいと思った時いつでも演奏ができるようになるという点です。上述した方法では、楽器の練習のために移動が必要になります。住んでいる地域によっては、クルマで数十分かけて練習場所まで足を運ばなければならない…なんて場合もあり、いくら趣味とは言え余計な時間がかかってしまうことが悩みになる場合があります。特に、趣味レベルの楽器演奏の場合、移動が面倒に感じてしまい、楽器に手をつけなくなる可能性すらあるでしょう。この他にも、一度防音室を作ってしまえば、それ以後は無料で楽器の練習ができるようになる点もメリットと言えるかもしれませんね。

ただ、自宅に防音室を作るという方法については、決して見落とすことができない注意点もあります。

■この選択肢のデメリット

  • ・多額の初期費用がかかる
  • ・施工業者選びを間違うとコストをかけたのに騒音トラブルの可能性が残る
  • ・条件によっては防音室を作れない

自宅に楽器練習が可能なレベルの防音室を作る場合、100万円以上のコストがかかる点が最大のデメリットです。例えば、ピアノを夜間も練習できるレベルの高性能な防音室を作る場合、6畳程度の部屋を防音工事するとしても200万円前後のコストがかかってきます。楽器練習をカラオケ店など、外部施設にまで足を運ぶという選択をする方の多くは、この初期費用の高さがネックになる場合がほとんどです。ちなみに、防音室は確かに初期に高額な費用がかかりますが、それなりの頻度で音楽スタジオなどに通って練習をすることを考えると、いずれ防音室以上のコストがかかってしまうことになります。上述したように、スタジオを借りる際には1時間で数千円かかりますし、そこまで車で行くことを考えると、ガソリン代などもかかります。例えば、月5万円分外部練習に費用をかけたと考えると、約4年で防音室を作る費用に匹敵する額になります。一度防音室を作れば、その後は無料で使えるようになるわけですので、どの程度の頻度で楽器の練習をしたいかをよく考え、防音室の必要性を検討すると良いでしょう。

この他の注意点としては、賃貸住宅や大掛かりなリフォームが管理規約で禁止されている分譲マンションなどは、防音室を作りたくても作ることができないです。集合住宅は、他の住人との関係性から、いろいろなルールが決められていますので、自分たちの希望を押し通すことができない場合も多いです。

まとめ

今回は、自宅での楽器練習が難しい方について、どういった場所で楽器の練習を行えば良いのかいくつかの選択肢をご紹介しました。

記事内でご紹介したように、子供のころから楽器に触れる機会が多い日本人は、大人になっても趣味で楽器の演奏を続けているという方が少なくありません。しかし、楽器は演奏時に大きな音を生じさせるという特性上、各家庭の生活空間が近くなった現在では、なかなか気軽に練習できる場所がない…と悩む方が多くなっているようです。
現在、自宅での楽器練習が難しいという方は、自宅の近くに音楽スタジオやカラオケ店などがないか探してみると良いのではないでしょうか?こういった場所は、防音環境が整備されていますので、楽器演奏など、大きな音を生じさせても苦情の心配がありません。

ただ、外部施設を頻繁に使う方の場合、中長期的に見ると自宅に専用の防音室を作った方がお得になるケースも多いのでその点は慎重に検討しましょう。

スタッフ A

大阪で20年間にわたって防音工事に携わってきました。
防音工事に関しての事、音に関する豆知識などを配信しております。

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