コロナ禍でペットによる騒音トラブルが急増!愛犬の防音対策について

今回は、ペットして犬を飼っている方が知っておきたい愛犬の防音対策について解説していきたいと思います。と言うのも、新型コロナウイルスの感染拡大以降、ペットの足音や鳴き声を原因とする騒音問題が急増していると言われているのです。

これは、感染拡大防止の観点から、外出自粛のお願いが国や自治体から出されたこともあり、多くの企業がテレワークや在宅勤務などと言った新たな働き方を導入するようになり、多くの方が日々の生活の中で他人に遭う機会が急激に減少したのが一つの要因となっているのでしょう。今回の新型コロナウイルス問題では、テレワークの導入により日中も自宅で過ごす時間が増えただけでなく、飲食店の時短営業が当たり前になったことで、一日中家の中で過ごす方が多くなっているのです。そのため、一人暮らしの方などは、どうしても寂しさを感じてしまうことになり、ペットを迎えることでその寂しさを紛らわしたいと考える方が多いのだと思います。

ただ、コロナ禍でペットを迎える方が急増したことにより、寂しさを紛らわせることはできたものの、近隣住民と騒音トラブルを抱えてしまった…なんて方が非常に多くなっているのです。コロナ禍のペットによる騒音トラブルは、大手ニュースサイトなどでも取り上げられるほどの社会問題になっていますし、ペットを飼っている方はかわいがるだけでなく、しっかりと防音対策のことも考えておきましょう。
この記事では、コロナ問題以降、犬を飼い始めたという方に向け、騒音トラブルを防止するための対策をご紹介します。

犬による騒音問題とは?

近年では、マンションなどの集合住宅で生活する方についても、室内で犬を飼育しているご家庭が増加しています。これは、犬や猫などのペットについて、近年では単なる愛玩動物ではなく、家族として迎える方が増えているからです。ただし、こういった状況は、良い事ばかりではなく、ペットが生じさせる音によって近隣住人との騒音トラブルを抱えてしまう…と言うケースも増えているのです。

特に、犬を室内で飼育する際には、皆さんが考えている以上に音の問題に注意しなければいけません。実は、犬を飼育する際には『鳴き声』と『足音』と言う騒音トラブルの原因が存在するのです。

特に、飼育する犬種によっては、鳴き声が90~100dBもの音量になるような場合があり、この音量は「室内で演奏するなら絶対に防音室が必要」とされるピアノの演奏音に匹敵する音の大きさなのです。そのため、これほどまでに大きな音が、深夜や早朝などに生じてしまうと、相当な近所迷惑になると考えなければいけません。さらに、ペット可の集合住宅などになると、ある一匹の犬が鳴き始めることにより、他の部屋で飼育されている犬がその鳴き声に反応して吠え始めて、犬の大合唱が始まる…なんてケースも考えられます。もちろん。戸建住宅でも、家と家の距離が近ければ、鳴き声が原因でトラブルになることも考えられます。

足音に関しては、「人間よりも軽やかに動くし、音なんて気にならないのでは?」と考えてしまう方が多いかもしれませんね。しかし、フローリングが当たり前の現在では、犬が歩くときには爪がフローリングにあたってカチャカチャと言った音を生じさせてしまいます。こういった音は、階下にまで響いてしまいますので、集合住宅の2階以上に住んでいる方であれば、ペットの足音により、階下の方とトラブルになる…なんてことが考えられます。

ペットの鳴き声や足音については、飼い主にとっては気にならないものかもしれませんが、他人にとっては騒音以外の何物でもありません。特に、コロナ禍で在宅時間が長くなっている今、ペットの生じさせる音は、高確率で騒音トラブルに発展してしまうと考えておきましょう。

犬の鳴き声対策について

それではまず、犬の鳴き声対策について解説していきましょう。上述したように、犬が本気で吠えた時には、90~100dBもの大きな音になりますので、それが壁や窓を通過して近隣住民に迷惑をかけてしまいます。したがって、まずは無駄吠えをしないようにきちんとしつけを行うことが重要だと考えてください。

ただ、きちんとしつけを行ったとしても、どうしても鳴いてしまう犬はいますので、必要に応じて防音対策を施しましょう。ここでは、大掛かりな工事を伴う対策と賃貸住宅でも可能な簡易的な対策をご紹介します。

壁に吸音材を貼る

一つ目の手法としては、壁に吸音シートなどを貼ることで、音漏れを防ぐという対策になります。DIYを趣味にする方が増えている現在では、ホームセンターやネット通販などで、防音対策グッズを簡単に手に入れる事が出来るようになっています。なお、吸音材にもいくつかの種類が存在しますので、それぞれの特徴を簡単にご紹介しておきます。

  • フェルトパネルタイプ
    フェルトパネルタイプは、設置が非常に簡単で、デザイン性の良いものが多いので、部屋の雰囲気を壊さずに、犬の鳴き声対策が可能です。重量が軽いので、壁の下地が石膏ボードであれば、虫ピンで固定できますし、穴も気にならないと思います。このタイプの製品の中には、2000~4000㎐の周波数で約70~85%の吸音率を発揮するものまであります。
  • 突っ張り棒などで固定する吸音材
    賃貸住宅に住んでいる方であれば、「壁に穴をあけたくない」と考えてしまいますよね。その場合、突っ張り棒などで固定できる防音シートがオススメです。このタイプは、厚みのあるシートを壁に立てかけ、突っ張り棒で挟み込むことで固定します。製品の質により性能が異なりますが、一般的なもので15~20dB減の効果があると言われています。
  • シールタイプ
    最後は、近年いろいろな種類が販売されるようになったシールタイプです。このタイプは、はさみやカッターなどで簡単加工することができ、デザインも豊富なので、部屋の内装に最も合うタイプを選べるのが嬉しいポイントになります。ただし、上述したパネルタイプと比較すると、薄い製品になりますので、防音性能そのものは劣ってしまうと考えておきましょう。使用方法は、接着剤や両面テープで貼り付けるだけなので、賃貸住宅などでも気にせずに利用可能です。

防音カーテンを設置する

犬の鳴き声などが近隣に漏れていく経路を考えた場合、窓部分の防音性能の低さが要因になっているケースがほとんどです。窓は、きちんと閉めていても、小さな隙間が生じてしまうもので、そこから音漏れがしてしまうのです。こういった窓部分からの音漏れを防ぐのに有効なのが防音カーテンを設置するという方法です。防音カーテンは、音を通しにくい特殊な素材、織り方で作られていて、普通のカーテンよりも高額ですが、犬の鳴き声や人の声の防音対策としては非常に効果的です。
注意が必要なのは、安価な防音カーテンは、ほとんど効果が無い…と言うものが多いので、きちんとリサーチしたうえで購入すると良いでしょう。

二重窓にする

分譲マンションや戸建て住宅など、大掛かりなリフォームが可能なケースでは、カーテンによる簡易の対策ではなく、窓そのものの防音性を高める対策がオススメです。特に、2重窓による防音対策は、窓の防音対策としては、手軽なうえ非常に効果的ですのでオススメです。

賃貸住宅などの場合、住人が費用負担をするといっても、ここまでの本格的な防音対策は認めてくれないケースがほとんどです。

防音塗料で塗装をする

余り知られていない方法ですが、塗料の中には、塗るだけで防音効果を得られるようなものがあります。したがって、持ち家やDIY可能な賃貸物件の場合、壁にこういった防音塗料で塗装を施すことで、犬の鳴き声対策が可能です。

なお、この防音塗料に関しては、もともと断熱塗料として開発されていますので、これを部屋に塗ることで、高い断熱効果を得られ、空調効率が向上するなどのメリットも得られます。

ペット用防音室を購入する

楽器用のユニット型防音室などと似たような製品で、ペット用の小型防音室も販売されています。少し値は張りますが、騒音トラブルを防ぐには非常に効果的だと思います。

犬用の小型防音室については、以下にメーカーさんの公式ページのリンクを置いておきますので、ご興味のある方は確認してみましょう。なお、我々のような防音工事業者に防音室を作らせるという方法もあるのですが、家全体を防音室にするわけにもいきませんし、なかなか現実的ではないと思います。窓や壁、床など、部分的な防音対策であれば、いくらでもご相談に乗れますので、お気軽にお問い合わせください。

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犬の足音対策について

それでは次に室内で犬を飼う時に考えておきたい足音対策についてです。ペットの足音対策については、主にマンションなどの集合住宅で犬を飼う場合に考えておきたい対策になります。

小型犬ならジョイントマットやコルクマット

室内で小型犬を飼っているという場合は、ジョイントマットやコルクマットが効果的です。犬が良くいる部屋にジョイントマットやコルクマットを敷いておけば、フローリングに爪が当たるカチャカチャと言った音を防ぐことができますし、体重が軽いので足音そのものもあまり響かなくなります。ジョイントマットやコルクマットは、デザイン性も豊富ですので、部屋の雰囲気に合わせてお好みのものを選べるのもオススメポイントになります。

ただ、飼っているのが大型犬と言う場合、高い場所から飛び降りる時の衝撃音などは消すことができないので、足音対策としては不十分だと言えるでしょう。

遮音カーペットを敷く

遮音カーペットは、カーペットにマットやウレタンが貼られているものであり、そういった遮音性に優れたものを購入すれば、大型犬の足音なども、階下に響く心配がかなり軽減されます。なお、部分的に遮音カーペットを敷くよりも、部屋全体に敷いた方が防音性は高まります。遮音カーペットは、厚みが1cm程度のものが主流ですが、最近では極厚タイプ(通常の2倍ほどの厚み)などが登場していますので、飼っている犬の大きさや犬の性格などを考慮して、どのタイプを購入するか決めると良いでしょう。

遮音フローリングに張り替える

最後は、床材そのものを遮音フローリングに張り替えすという手法になります。この手段の場合、既存の床材を解体して、新しく遮音フローリングを施工するという対策になるので、専門業者に工事してもらう必要があります。したがって、この手法は、持ち家もしくはDIY可能な賃貸物件でないと選択できません。

上述したジョイントマットや遮音カーペットによる対策は、「どこまでマットを敷くのか?」で迷ってしまう方も多いですし、掃除のことなどを考えるとあまり選択したくない対策と言う人が多いです。そういった方については、多少コストはかかるものの、床材そのものを交換する方法がオススメです。

まとめ

今回は、新型コロナウイルス問題以降、急増していると言われているペットにの鳴き声や足音による騒音トラブルを防止するための手段について考えてきました。

新型コロナウイルス問題が発生して以降、人々の在宅時間がどんどん長くなっていると言われています。多くの企業で、テレワークや在宅勤務と呼ばれる新たな働き方が導入されることになり、一日のほとんどの時間を自宅で過ごすようになったという人も多いのではないでしょうか?
そして、人々の社会生活が大きく変化してきた現在では、新たにペットを迎え入れる方が急増していると言われているのです。もちろん、ペットを飼うという行為は、癒しを与えてくれるものですので、それ自体に何の問題もないのですが、犬や猫などについても、人間と同じように生きていれば必ず音を生じさせてしまうということを忘れてはいけません。実際に、コロナ問題発生以降、ペットが生じさせる音が原因の騒音トラブルが急増していると言われていて、ご近所トラブルにまで発展してしまっていると言われています。

当然ですが、ペットが生じさせる音については、飼い主が対策を施し、近隣の方に迷惑を掛けないようにするのがマナーですので、苦情が入る前に、この記事でご紹介したような対策を施しておくのがオススメです。

スタッフ A

大阪で20年間にわたって防音工事に携わってきました。
防音工事に関しての事、音に関する豆知識などを配信しております。

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ピアノ防音室

実際に防音工事の匠が施工した防音室で防音性能を体験することで、当社の防音室の機能・音響などを体感していただけます。
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建物にショールームがある会社さんが多い中、特に施工後にショールームと性能や音の反響がちがうといったトラブルが戸建てのお客様に多い業界ですが、町家再生事業として難易度の高い防音室を防音性能が最も出にくいとされる木造町家のショールームをご用意いたしました。

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