防音工事会社に防音対策を依頼する時の事前準備についてご紹介

サンテレビ「アサスマ! 」で防音工事の匠が紹介されました!
自宅で楽器の演奏を考えている、ホームシアターやカラオケを自宅で楽しみたいなどのお考えがある場合、専門の防音工事業者に防音対策を依頼しなければいけません。昨今では、人々の生活空間が非常に近くなっていることから、楽器演奏などの大きな音が生じる行為は近隣トラブルを引き起こす要因となってしまいます。したがって、音が生じると想定される時には、専門業者による防音工事が求められるのです。
ただ、防音工事は、その他の住宅リフォームとは異なり、必要となる人が限られています。そのため、今まで一度も防音工事を依頼したことがないという方が多く、業者に工事を依頼する時にはどのようなものを準備しておけば良いのかが分からないと悩んでしまう方も多いのです。また、工事に関しても、住みながら工事を進めてもらうことができるのか、何日ぐらいで工事が完了するのかなど、その内容が不明で不安になる方も多いと思います。
そこでこの記事では、専門業者に依頼して防音工事の実施を検討している方に向け、対策を依頼する前の準備についてご紹介します。
防音工事の事前準備と不安を解消するための対策について
それでは、専門業者に依頼して自宅の防音工事を検討した時、どのような準備が必要になるのか、また不安を解消するためにはどうすれば良いのかについて解説していきます。
防音工事を考えた時には何を用意すれば良い?
自宅の防音工事を検討している方でも、その目的や工事を施す建物の構造などが異なります。防音工事は、専門業者に相談し、現地調査を行ったうえで見積りを提出してもらうという流れとなるのですが、見積りの作成までの工程をスムーズに進めるためには、以下のような物を準備しておきましょう。
- ・平面図面(寸法記載)。状況によっては、断面図や矩計図、梁状図などを求められることがあります。
- ・防音室の用途
- ・希望する防音室の性能など
専門業者に防音工事の見積り依頼を相談する際には、上記のような物を事前に用意しておくと、スムーズに見積書の作成まで進むと思います。防音工事は、どんな音を防ぎたいのか、またどの程度まで音を小さくしたいのかによって、防音室に求められる性能が変わります。したがって、なぜ防音工事を必要としているのかについては、明確に説明できるようにしておくと良いです。
なお、マンションや商業ビルでの施工の場合、管理規約などで防音工事の実施が認められているのか、また認められている場合、管理組合への工事申請から許可が出るまでにどれぐらいの時間がかかるのかを、事前に確認しておくことも大切です。集合住宅の場合、管理規約によって防音工事のような大規模リフォーム工事が禁止されているケースがあるため、業者に相談する前に確認しておく方が良いです。
防音室にお金をかける価値があるのか不安?
自宅の防音工事を初めて検討した方の中には、「高いお金をかけるだけの価値が防音工事にあるのか…」と不安に感じてしまう人も多いです。多くの方は、本格的な防音室の性能を体験したことがないため、数百万円単位のお金がかかる防音室作りには絶対に失敗したくないと考えるはずです。
この点については、お客様と防音工事業者の認識にずれが生じていない場合、基本的には満足のいく結果が得られると考えておいて良いと思います。もちろん、これは技術と経験を持つ優良業者を選んでいるということが前提になりますが、しっかりした防音工事業者を選び、自分の要望を正確に伝えることができれば、金額に見合う結果は得られるはずです。
それでも「防音室は本当に効果があるの?」と不安に感じる場合、防音工事の匠が用意している防音室の体験ルームに足を運んでみてはいかがでしょう?弊社では、日本の一般住宅の環境に最も違い状況で防音室のモデルルームを用意しているので、事前に防音室の能力を確認する施設としては最適です。大阪市内に、複数の種類の防音室を体験できるモデルルームを用意しているので、お気軽にお問い合わせください。
> 防音体験について
防音工事業者の現地調査は費用がかかるの?
防音工事は、対策を施す建物の状況はもちろん、建物周辺の音環境などを調査しなくてはならないため、必ず現地調査が必要になります。なお、現地調査もなしに、工事の提案書や見積書を提出してくる業者は注意したほうが良いです。
ただ、現地調査に関しては、業者側は時間や手間がかかる作業のため、工事の契約をしなかった場合、費用を請求されてしまうのでは…と不安に感じる方も多いようです。この点については、ほとんどの防音工事業者は見積り書の提出までは無料で実施しています。つまり、現地調査について費用を請求するケースはほとんどないと考えておいて良いかと思います。
先程紹介したように、現地調査は、お客様の要望を叶えるために必要な防音室の性能を見極めるため、業者側にとっても必要な作業となります。そのため、防音工事業者にとっても、後々のトラブルを防止するという面で必要不可欠な作業であるため、この部分の費用は取らないという業者が多いのだと思います。
防音工事は住みながらでも実行してもらえるの?
防音工事は、屋内側の工事となるため、工事期間中は別の場所で生活しなければならないのではないかと不安に感じる人も多いです。
この点については、複数の部屋がある場合、工事の対象となっている部屋以外には、大きな影響が出ないように作業するため、住みながら工事を実施することが可能です。ただ、工事に必要になる材料など、荷物を置かせてもらうためのスペースが必要になる場合がある、工事に伴う音が生じることがあるなど、お客様の日常生活に一切の影響を出さないということは難しいので、その点は了承したうえで作業を行ってもらいましょう。
なお、工事期間中は、施工対象となっている部屋を利用することができなくなるのは当然です。
部屋を片付けておく必要はある?
防音工事の内容によっては、部屋の中にある荷物を片付けておいてもらう必要があります。
楽器防音室など、本格的な防音室を作るための工事の場合、部屋の解体作業からスタートします。その後、壁や床、天井などの部分に防音材を充填していくという流れになるのです。
部屋の中に荷物が残った状態のままだと、解体作業が実施できないため、事前に部屋の中にある物を移動させていただく必要があります。
防音工事にかかる日数は?
防音工事にかかる日数については、工事の規模や部屋の状態、施工内容によって大きく異なります。主な工事内容と、それにかかる日数の参考を以下にご紹介します。
- ・窓の防音工事など簡易的な対策:半日から1日(窓一箇所当たり)
- ・壁や床、天井などの本格的な防音工事:テレワーク用の防音室など、簡易的な防音室の場合は1週間程度
- ・楽器防音室など本格的な防音室工事(6畳程度):ピアノ室で2週間、ドラム室で3週間程度が目安
防音工事にかかる日数に関しては、見積書の提出に合わせて業者側が提示してくれると思います。基本的に、工事を施す建物の構造(マンションか戸建てか?)や求める防音室の性能などによって施工にかかる日数が変わります。
防音工事にかかる費用は?
防音工事にかかる費用については、完成する防音室の性能などによって大きく変わります。防音工事にかかる費用については、別記事で詳しく解説しているので、以下の記事を参照してください。
まとめ
今回は、専門業者へ防音工事の依頼を考えている方のため、工事の相談を行う前に実施しておきたい事前準備について解説しました。
記事内でご紹介した内容を頭に入れ、お客様の状況にあった事前準備を実施しておくことで、防音工事の見積り提出までがスムーズに進むようになると思います。また、防音室の体験ルームについては、今まで防音工事を実施したことがないという人は、必ず足を運んでみることを推奨します。
防音室は決して安いものではないため、お客様が防音室に求めている物と、実際に仕上がる防音室の性能にズレがないか、事前に確認しておけば、あとから「防音室なんか作るんじゃなかった…」などと後悔することを防止することができます。また、防音室のモデルルームを確認すれば、業者側のスキルもある程度想定できるようになるため、工事を依頼するかどうかの判断もしやすくなるはずです。