新生活を始める方必見!隣人との騒音トラブルを防ぐための防音対策

サンテレビ「アサスマ! 」で防音工事の匠が紹介されました!

今回は、この春から新たな環境で一人暮らしを始める方に向けて、静かで快適な住環境を作るための防音対策についてご紹介していきたいと思います。

2025年も3月に入りこれから引っ越しを控えているという方も多いと思います。この時期になると、大学や新社会人など、親元を離れて一人暮らしをスタートさせるという方が非常に多いです。そういった方は、今までとは全く異なる環境で生活していくことになりますので、不安はあるものの、新しい生活に大きな期待を寄せているのではないでしょうか?
特に、今までご家族と住んでいた方が一人暮らしを始めるとなると、誰に注意されることもなく自由な時間を満喫できることに期待しているという場合が多いです。しかし、もともと戸建て住宅に住んでいた方が新生活で一人暮らし用のマンションに引っ越す場合、環境の違いから騒音に悩まされてしまう…ということが多いのです。戸建住宅であれば、建物が独立しているため、隣家の生活音が気になる…なんてことは少ないです。しかし、さまざまな方が同じ建物内で生活する集合住宅の場合、足音や掃除機などの家電の音、テレビやオーディオの音など、ちょっとした生活音が騒音トラブルの元になってしまうのです。

これは、あなたが騒音に悩まされてしまう…という場合もありますし、逆にあなたが出す音で他人が迷惑してしまう…なんて場合もあり、一人暮らしは思ったより自由に行動できるようなものではないと考えた方が良いでしょう。そこでこの記事では、4月から一人暮らしを始める方がおさえておきたい簡易的な防音対策をご紹介したいと思います。

一人暮らしの方におすすめできる防音対策

それでは、これから一人暮らしを始める方に向けて、「快適な住空間をつくる」「近隣に迷惑をかけないようにする」ということを目的とした防音対策をご紹介していきたいと思います。築年数がそれほど経過していない比較的新しいマンションであれば、それなりに高い防音性能を建物が持っている可能性が高くなっているのですが、それでも集合住宅は、隣人との生活空間が非常に近いという特性上、ちょっとした音がトラブルの原因になってしまう場合があります。

ここでは、ネット通販やホームセンターなどで手に入るアイテムを利用した簡単な防音対策をご紹介していきます。

防音効果の高いカーテン

マンションでも戸建て住宅でも同じなのですが、大型車の走行音や公園で遊ぶ子供の声、猫や犬の鳴き声など、外から入ってくる騒音は窓が原因になっていることが多いです。そのため、戸建て住宅などでは、窓の防音対策などとして二重窓にする工事が行われることが多くなっています。
しかし、一人暮らしをする賃貸住宅の場合、いくら住人が騒音に悩んでいるからとはいえ、窓部分に本格的な防音工事を行うことはできません。これは、家主さんなどに窓の防音工事を実費でしたいと言っても、基本的に断られてしまうと思います。

こういった場合に有効なのが、防音性の高いカーテンを使用するという対策です。誰でも大きな窓には外からの視線を遮る目的でカーテンを設置すると思うのですが、カーテンの中には高い防音効果を持つものがあるのです。したがって、静かで快適な住空間を求めている…という場合には、通常の安価なカーテンを購入するのではなく、防音性の高いカーテンを選ぶのがオススメです。
なお、防音性の高いカーテンは、通常のものよりも重量があるため、カーテンレールが耐えられるかどうかはしっかりと確認しておきましょう。購入する製品によっては、カーテンレール事交換しなくてはならなくなるので、その場合は、管理会社に相談しましょう。

カーペットを敷く

次は自分が騒音の原因にならないための対策です。近年の賃貸住宅の床は、フローリングが採用されている場合がほとんどです。フローリングは、掃除が楽だというメリットがあるのですが、音の問題から考えると騒音トラブルを引き起こしやすいという特徴があります。
例えば、フローリングの上で椅子を引く、重量のある物を落とすなどといった場合、階下の住宅までその音が響いてしまうことがあります。また、歩き方によっては、足音が騒音トラブルの原因となってしまう場合もあるのです。

そこで、こういった床の防音対策として、自分が良く行動する範囲、椅子を利用する場所などには、ポイント的にカーペットを敷くという方法がオススメです。カーペット敷いておけば、物を落としたり椅子を引きづったりしても緩衝材となってくれて階下に騒音をもたらす可能性が少なくなります。ネット通販などで、必要な面積分、タイルカーペットを購入し敷いておくというやり方が最も安価だと思いますよ。

なお、カーペットにも防音仕様の製品が販売されているので、騒音トラブルが不安…と言う方は、防音仕様の製品を選ぶと良いでしょう。

吸音パネルを使用する

一人暮らしの注意点としては、テレビの音やオーディオの音がお隣に迷惑をかけてしまうことがあるということです。これは、集合住宅は壁一枚で空間を遮っているだけとなるので、意外と音が抜けて行ってしまうからです。特に、限られた部屋の面積を最大限有効活用するため、テレビなどを壁にくっつけて設置する方が多いことから、壁にダイレクトに音が伝わってしまい、多くの音がお隣に侵入してしまう…なんてことになるのです。基本的には、壁から15cm程度距離を空けて設置するとか、隣家とは接していない側の壁にテレビを設置するなど、配置を考えることが有効な防音対策となります。

しかし、部屋の構造によってはどうしても隣家との壁に密着して配置する必要がある場合もあるでしょう。そういった場合には、テレビと壁の間に吸音パネルを設置するのがオススメです。吸音パネルは、音の振動を吸い込んで反響を減らせる消音効果の高いグッズなので、一人暮らしの方にはとてもオススメです。最近ではカラフルでデザイン性の高いものも登場していますので、部屋の雰囲気を壊すこともないはずです。

隙間テープを利用する

音は、家中にある小さな隙間から侵入してくるものです。例えば、ドアの下にできる隙間や窓サッシの小さな隙間など、思いもよらない場所から侵入してきて、静かな住環境を壊してしまうのです。もちろん、ドアに隙間があるからと言って、ドアごと交換するような大規模な工事は賃貸住宅ではできませんし、簡易的な防音対策で対処するほかありません。

こういった場合に非常に便利なのが、『隙間テープ』と呼ばれる製品です。これは、隙間が目立つ位置に張り付けるだけで、音の侵入場所となる隙間を塞ぐことができる非常に便利なアイテムです。さらに、隙間を無くすということは、外気と遮断することができるため、エアコンなどの空調効率も高めてくれ、省エネ性の高い生活を実現するという効果も得られます。
隙間テープは、防音目的だけでなく、光熱費削減にも役立ってくれるので、ぜひ活用してみてください。

ワンタッチ防音壁

分譲マンションなどであれば、静かな環境を作るため、防音壁にリフォームすることができます。しかし、賃貸住宅の場合、いくらお隣がうるさい住人だとしても壁に防音工事を施すようなことはできません。

そこでオススメなのが、ワンタッチ防音壁と呼ばれる壁に貼り付けるタイプの防音グッズです。最近では、きちんとクロス仕上げされた防音パネルなどが販売されるようになっており、自分で壁に貼り付けて壁の防音性能を向上させることができるようになっているのです。
こういったアイテムであれば、退去時に剥がして捨てるor引っ越し先に持っていくという対応も可能なので、気軽に自室の防音対策を進めることが可能です。注意が必要なのは、高性能な防音パネルは意外に値が張るということです。

まとめ

今回は、これから一人暮らしを始める方のため、マンションやアパートなどの集合住宅で、自分で行える簡易防音対策についてご紹介してきました。一人暮らしにあこがれているという方であれば、実家から出れば誰に文句を言われることもなく、自由に自分のペースで生活ができると考えていることでしょう。しかし、集合住宅では、各家庭の距離が非常に近いという特性上、ちょっとした生活音がトラブルを招いてしまう…なんてリスクがあるのです。

戸建や分譲マンションであれば、自宅の快適性をあげるため、本格的な防音工事を施すということも可能です。しかし、賃貸住宅の場合は基本的に借りた状態で返さなければならないため、いくら騒音に悩んでいようと専門業者による防音工事などはできないのです。そこで覚えておきたいのが、今回ご紹介したような防音対策グッズです。こういったアイテムを適切に利用すれば、日常生活上の騒音問題の多くを解消することが期待できます。もちろん、中にはそれなりのコストがかかってしまうものもあるので、費用対効果や悩んでいる音の問題に合わせて、購入するかは慎重に検討してみましょう。

スタッフ A

大阪で20年間にわたって防音工事に携わってきました。
防音工事に関しての事、音に関する豆知識などを配信しております。

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