隣人がうるさい!こんな時の対処法について解説します

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人々の生活空間が近くなった現在では、ちょっとした生活音が原因となる騒音トラブルが増加しています。実際に、ネット検索では、「隣人がうるさい」というキーワードを使って調べ物をしている人の数が非常に多いという状況になっています。

また、国土交通省の「マンション総合調査」によると、居住者間のトラブルで生活音に関するものが43.6%と、最も高い割合を占めるようになっています。音の問題は、人それぞれ捉え方が異なることもあり、自分が生じさせている音で他人に迷惑をかけているという事実に気付けていない人が非常に多いです。そのため、実生活の中で騒音の悩みを抱えたとしても、どのようにして解決すれば良いのかが分からないと悩む方が多いのです。

そこでこの記事では、「隣人がうるさい」など、騒音に悩まされた時の対処法について解説します。

集合住宅で騒音に悩まされた場合

まずは、マンションやアパートに住んでいる方が隣人が生じさせる音に悩まされている…というケースです。冒頭でご紹介した通り、マンションなどの集合住宅では、居住者間トラブルの原因として「騒音」が最も多くなっているという状況です。

それでは、実際に集合住宅に住んでいる方が音の問題を抱えた時、どのような対処をすれば良いのでしょうか?

①管理会社・大家に相談

集合住宅の場合、住人さんが何らかの悩みを抱えた際には、管理会社や大家さんに相談するという方法が第一段階となります。

騒音問題であれば、騒音の発生源を確認したうえ、管理会社もしくは大家さんに報告し、対処をお願いすると良いでしょう。騒音問題は、住環境を壊す深刻な問題と認識されるようになっているので、入居者から相談があれば、掲示板などに騒音に関する注意喚起を貼りだしてくれたり、騒音源の方に個人的に注意するなど、当事者間のやり取りなしで、解決に向かって動いてくれます。

なお、管理会社などに騒音問題を相談する際には、音の発生源や音の種類などについて、ある程度まとめておきましょう。部屋番号まで特定できなければ、大まかな音がしている方向でも構いません。この他、以下のような次項をまとめて相談すると良いです。

  • ・どのような音が聞こえるのか?
  • ・どの時間帯に問題の音が発生するのか?
  • ・直近で聞こえた日時は?
  • ・どれぐらいの頻度で音が聞こえるか?
  • ・いつごろから聞こえているのか?

相談する前に、上記のようなポイントをまとめておくことで、スムーズに対処してもらるようになるでしょう。

②苦情の手紙をポストに入れる

管理会社や大家さんなどに相談しても、騒音問題が解決できない場合、苦情の手紙を騒音源の方のポストに投函するという方法があります。手紙であれば、直接対面でやり取りを行わない分、冷静なコミュニケーションが取りやすくなります。

手紙の内容的には、騒音の内容や被害状況などの事実について、丁寧な言い回しで伝えるようにしましょう。いきなり強い口調の手紙にすると、相手側を怒らせてしまい、状況が悪化する可能性もあります。

なお、直接手紙の投函などを行う際には、騒音源となっている方の為人を確認しておいた方が良いです。一般常識を持っていそうな方であれば、単に自分が騒音源になっていると思っていないだけで、手紙を投函することで解決できる可能性があります。しかし、中には、手紙による苦情で逆上してしまうような人もいるので、危険そうに感じる場合は、管理会社などに対応してもらうか、その他の対処を検討しましょう。

③法的手段に出る

騒音の影響度合いが非常に大きいケースや、毎日のように大きな騒音に悩まされているという場合、弁護士や警察への通報など、法的手段に出る方が良いです。

毎日のように、耐えられないレベルの騒音に悩まされているという場合、音が生じている時に警察に通報してみると良いでしょう。「騒音で警察に通報しても良いの?」と感じるかもしれませんが、度を越した騒音は、軽犯罪法違反に該当するケースもあるので警察もきちんと動いてくれます。

また、睡眠障害など、既に健康被害などが生じているというケースであれば、弁護士に相談して適切な対処を行うと良いです。騒音に関する裁判では、損害賠償が認められている判決も多いので、市区町村の役所・法テラス・各地の弁護士会などの無料相談に連絡を入れてみると良いでしょう。

一戸建てで騒音に悩まされた場合

次は、一戸建てに住んでいる方が近隣騒音に悩まされた場合です。一戸建ては、建物同士が独立しているため、集合住宅と比較すると騒音に悩まされにくというイメージを持つ方が多いです。しかし昨今では、家と家の距離が非常に近くなっていて、一戸建てに住んでいる方が騒音に悩まされるというケースが増えているのです。

一戸建ての場合、管理会社や大家さんという存在がないため、騒音苦情の相談先が思い浮かばない…という方も多いです。しかし、各地域の自治会や町内会に加入している方は、そこに相談すると良いです。騒音問題を抱えている両者が自治会に加入している場合、自治会が調停役として騒音問題の解決策を提案してくれる可能性があります。

この他、自治体の相談窓口や民生委員に相談するという方法もあります。民生委員は、厚生労働大臣から委嘱された地域住民の相談窓口役のボランティア団体で、地域の問題に関する相談に乗ってくれます。ただ、自治会や民生委員は、強制力などはないため、問題解決に至らない可能性もあるので注意しましょう。

自宅側で対策する方法について

「隣人がうるさい」などという近隣騒音問題については、「騒音源側が対処すべきだ!」と考える方が多いと思います。しかし、多くの場合、苦情を伝えたとしても、一時的に騒音が小さくなる程度で、根本的な解決にまでは至らない…というケースが多いのが実情です。

したがって、騒音の悩みを根本から解決するためには、騒音源側に対処をお願いするのではなく、自宅側で音が気にならなくなるような対策を実施するという方法の方が手っ取り早いと言えるのです。ここでは、騒音問題を自宅側で解決するための方法について解説します。

①住み替えする

うるさい隣人の問題を解決するための最も手っ取り早い方法は、引っ越しして騒音源から離れるという方法です。この対策については、「なぜ悩まされている側が引っ越しする必要があるのか?」と、不満に感じてしまう人がいると思います。しかし、「うるさい隣人が引っ越すのを待つ」という方法は、いつになれば騒音問題が解決するのか、見通しも立たない状況となってしまうのです。

一方、自分が引っ越しするという選択をすれば、すぐにでも騒音問題を解消することができます。住み替え先を選ぶときには、周辺環境などをきちんと調べ、騒音に悩まされにくい物件を選ぶことで、現在抱えているストレスを一気に解決することができるのです。

賃貸住宅の場合、現在住んでいる物件に住み続けなければならない理由もないので、騒音問題が解決できないのであれば、早めに住み替えするのがおすすめです。持ち物件の場合、なかなか住み替えという選択を選びにくいのも事実ですが、家族の健康被害が生じている…といったレベルなら、現在の住居を売却して新居に住み替えするという選択がおすすめです。

②家具の置き換えや簡易の防音対策の実施

騒音の種類やレベルによっては、簡易的な防音対策を施すことで問題を解消できる可能性があります。隣人が、迷惑をかけようと意図的に大きな音を出しているというわけではないケースなら、以下のような対策を実施することで、侵入してくる騒音のレベルを少なくすることができ、問題を解消できる可能性があります。

  • 部屋のレイアウトを変更する
    騒音源側に大型の家具を配置すれば、その家具が防音壁として働いてくれるため、侵入する音が小さくなるかもしれません。また、家具を配置する際には、壁から少し離しておくことで、空気層が作られ音が軽減できます。この他、音が一番気にならない部屋を寝室として使う、騒音源側に頭を向けないようにベッドを設置するといった方法も有効です。
  • 簡易防音対策を施す
    二つ目の方法は、ホームセンターやネット通販にて、防音効果のあるグッズを購入して、騒音の侵入を可能な限り防ぐという方法です。例えば、窓やドアの隙間を塞ぐ隙間テープ、窓からの音の侵入を防ぐ防音カーテン、壁の防音性を高めるための遮音シートや防音パネルなど、さまざまな防音材が販売されているので、悩んでいる音の種類に合わせて設置していくと良いです。テレビの音声や話し声、家電製品の音と言った生活音レベルの問題であれば、こういった簡易的な対策でも十分な効果が得られる可能性があります。

上記にように、費用を抑えて防音対策を実施するという方法もあります。特に、部屋のレイアウトを変更するという対策については、既にある家具の配置などを変更するだけなので、コストをかけずに最も手軽に実行可能です。

なお、就寝時に音が気になる…というケースであれば、耳栓をする、頭部を囲う防音ドームを購入するなどの方法が、コストパフォーマンス的にもおすすめです。

③専門業者に防音リフォームを依頼する

騒音問題を解決するための方法として、最も確実性が高いと言える方法が専門業者に依頼して防音リフォームを実施するという方法です。専門業者に現地調査を行ってもらえば、音の問題を解消するために必要な工事の種類も提案してもらうことができます。

たとえば、以下のような対策が考えられます。

  • 窓の防音リフォーム:5~15万円/1カ所
    内窓の設置による二重窓や既存ガラスを防音性の高い複層ガラスに交換するといった対策があります。外部騒音の侵入は、窓や換気口などが原因になっている場合が多いので、窓の防音性を高めることで問題を解決できる可能性があります。
  • 防音仕様の換気口に変更する:2~6万円
    24時間換気の設置が義務化されている現在では、換気口が音の侵入口になっている場合が多いです。そのため、換気口を防音仕様のものに交換することで、騒音問題を解決できる場合も多いです。
  • 壁を防音壁に作り変える:20~30万円
    既存壁を一度解体し、内部に遮音シートや吸音材を充填して防音壁に作り変える工事となります。築年数が経過した戸建て住宅の場合、壁の防音性が低いことで音の侵入を防げていない可能性があります。壁の防音性を高めることで、外部からの騒音の侵入を防ぐことができます。また、壁の断熱性向上も期待できるので、空調光熱費の削減も実現できます。
  • 天井の防音工事
    集合住宅にて、上階の足音に悩んでいる…という場合は、天井の防音工事が有効です。防音壁と同じく、遮音材や吸音材を設置する工事や、二重天井にして振動の伝わりを遮るといった方法があります。工事が大掛かりになりますが、足音問題の解決には効果的です。

「隣人がうるさい」などの騒音問題については、悩んでいる音の種類に合わせて、上記のような部分的な防音リフォームを実施するという対策が有効です。なお、自分が騒音源にならないようにしたいという場合、防音室を導入するなどといった対策も検討すべきです。

まとめ

今回は、「隣人がうるさい!」などと、近隣騒音に悩まされた時の対処法について解説しました。

記事内でご紹介した通り、マンションなどの集合住宅で騒音問題を抱え時には、管理会社や大家さんに相談することで、騒音主と直接対峙することなく問題を解決できる可能性があります。しかし、音の問題については、注意されたからと言って一切音を出さなくなるケースの方が珍しく、苦情を言ってもなかなか解決できない…と悩む人が多いのです。そもそも、人が生きていく限りは、何らかの音が必ず生じてしまうものです。また、他の部屋への音漏れに関しては、建物そのものの防音性能が低く、騒音源側の住人は一般常識的な生活をしているだけ…というケースも珍しくないのです。このようなケースでは、音の悩みを根本的に解決することが難しいと言えます。

なお、騒音に悩まされた時、できるだけ早くその悩みを解消したいのであれば、騒音源側の対応を期待するのではなく、自宅側で対処を進める方が手っ取り早いです。生活音レベルであれば、ホームセンターで販売されている防音グッズを利用すれば、ある程度の音の問題を解決することができるでしょう。簡易対策では期待するような効果が出なかった場合、専門業者に防音リフォームを依頼すると良いでしょう。

なお、音の問題を根本的に解決する方法としては、住み替えするという方法も考えられます。引っ越しは、負担が大きいように感じますが、音によるストレスが無くなることを考えると、そこまで悪い選択ではないと思います。

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