専門業者に防音工事を依頼!問い合わせから実際の工事までの注意点

サンテレビ「アサスマ! 」で防音工事の匠が紹介されました!

自宅に楽器演奏やカラオケなどを楽しめる本格的な防音室の設置を考えた場合、専門業者に防音工事を依頼しなくてはいけません。最近では、ホームセンターやネット通販で、誰でも簡単に設置することができる防音グッズが販売されるようになっているため、防音工事についても「DIYで施工が可能なのではないか?」と考える人が増えています。実際に、YOUTUBEなどの動画サイトを確認してみると、DIYで防音室を作る際の手順などを解説する動画などが公開されていて、これを見ながら対策を実施すれば、防音室を自分で作れると考えてしまう人が増えているのです。

最初に言っておきますが、楽器演奏などに耐えられるレベルの本格的な防音室は、防音に関する知識を持たない一般の方がDIYで作るのはほぼ不可能だと考えた方が良いです。防音室は、単に音漏れを防ぐために、防音性能を持つ建材で室内を囲めば良いというほど簡単な物ではありません。例えば、とにかく遮音性を高めるため、部屋をまるまる遮音材で囲んでしまうと、室内で音が反響してしまい、楽器を演奏した時には、演奏者が苦痛に感じるような環境になってしまいます。

専門業者が作る防音室は、お客様の要望にしたがって、遮音や吸音、防振など、さまざまな対策を複合的に施すことで、最適な防音環境を構築します。この完成後の防音性能の計画が非常に重要なので、一般の方が本格的な防音室を作るのが難しいのです。そこでこの記事では、専門業者に防音室を作ってもらう際、問い合わせから実際の工事に入るまでの工程で、皆さんが注意すべきポイントをご紹介していきます。

問い合わせ段階での準備について

まずは、防音工事を検討し、防音工事業者に問い合わせする前の準備のポイントについてです。防音工事業者を探す時は、インターネットで検索すれば、たくさんの業者のHPが出てくるため、その中から施工事例などを元に、3~5社程度に絞って相談してみると良いでしょう。

なお、防音工事業者に問い合わせする前に、以下のような準備をしておくと、その後の話がスムーズに進みやすくなります。

  • ・平面図や断面図・矩計図・梁状図など、家の寸法が分かる書面を用意
  • ・防音工事を考えている部屋の写真
  • ・防音室に対する要望をまとめておく
  • ・防音工事の上限予算を決めておく

上記のような情報を用意しておくと、その後の見積りや業者比較がスムーズに進むようになります。

防音室をリフォームで作る際には、既存の部屋に防音対策を施すことになるため、どのような建材がどの程度必要になるのかを判断するため、図面などがあると便利です。また、写真などがあると、建物の劣化状況なども判断しやすくなります。
防音室に求める要望などについては、複数社から提出される見積りの内容を統一するために非常に重要です。例えば、防音室を何に使用したいのか、どの時間帯に使用することを想定しているのか、どの程度の音漏れが許容できるのかと言った情報が何もなければ、業者から出てくる防音工事の内容がバラバラになってしまうため、複数の業者で相見積もりしても比較検討ができなくなるのです。そのため、問い合わせの段階で、要望を統一するためにも、あなたの希望を箇条書きにして提出し、他の業者にも同じ内容で相談しているということを伝えておくと良いです。

防音工事の予算については、あるい程度の上限を伝えておかないと、オーバースペックな防音室を提案されてしまい、余計な費用をかけてしまうことになる可能性があるためです。防音室は、お金をかければ高い性能を発揮させやすくなるのは間違いありませんが、不必要なほどの性能を持たせても意味がありません。

業者選びから契約までのポイント

防音工事を依頼する業者を最終決定する際の注意点についても簡単にご紹介しておきます。上述したように、専門業者に防音工事を依頼する際には、3~5社程度の業者に連絡し、その中から最も自分の要望に合う業者を選んで契約する必要があります。それでは、防音工事を依頼する業者を選ぶときには、どのような点に注目すれば良いのでしょうか?

ここでは、業者選びに失敗しないようにするため、おさえておきたい2つのポイントをご紹介します。

現地調査における確認ポイント

防音工事を依頼する業者を選ぶときには、現地調査での行いや言動に注目すると良いです。問い合わせフォームや電話で防音工事に関する相談をすると、防音工事業者の担当者が現地まで足を運び、どのような対策が必要なのか判断するための調査を実施します。防音工事は、防音室内で発生した音を一切漏れないようにするのではなく、防音室の外の環境騒音に紛れるレベルまで小さくすることで騒音トラブルを防止します。

つまり、どの程度の防音性能を持たせなければならないのかについては、現地まで足を運んで周辺の騒音の有無や隣家との位置関係などを確認しなければならないのです。また、防音工事を施す建物の構造や築年数なども、防音性能に関係してくるため、現地調査が必要不可欠です。

まともな防音工事業者であれば、「お客様が要望する防音室を作るには現地調査が欠かせない」と言うことを理解しているため、無料で調査を行ってくれます。そして、調査後に、防音室の提案書と見積書を提示するという流れになるのです。一方、防音に関する知識をあまり持っていない業者の場合、問い合わせ段階で得た情報で見積書を作成し、現地調査を行わないという業者もあるのです。はっきり言っておきますが、防音工事は、現地調査なしで最適な性能を持つ防音室の計画を立てることは不可能です。つまり、現地調査をしないという業者は、その時点でお断りしたほうが良いです。

なお、実際の現地調査の段階では、担当者さんに防音に関する質問をしっかりを投げかけましょう。この際、質問に対して明確で分かりやすい回答をしてくれる業者は、きちんと知識を持っている業者と判断できます。一方、曖昧な回答をする、専門用語でよくわからない内容でごまかす、「自分は営業担当なので…」と詳細な回答をしてくれないといった業者は危険です。

現地調査は、正しい業者を選ぶための重要な工程でもあるので、しっかりと目を光らせておきましょう。

防音室の体験ルームに足を運ぶ

防音工事を依頼する業者選びのポイントとしては、現地調査と並んで、業者が用意している防音室の体験ルームに足を運ぶということが大切です。

防音工事を専門としている業者のほとんどは、自社が施工した防音室の性能を確認してもらうため、ショールームのような物を用意しています。防音室は、目に見えない「音」への対策を実施するためのものなので、業者の技術力に関しては、実際に体験してみることが最もわかりやすいのです。

例えば、防音工事業者を名乗っているのに、体験ルームを用意していない、実際に施工した物件を見せてもらうことができないという業者の場合、技術力を持っているかどうかの判断ができないため、他の業者を選んだ方が良いと思います。

防音室の体験ルームは、防音工事を実施することで得られる性能を事前に確認できるうえ、業者の技術力を確認したうえで判断できるようになるため、可能な限り足を運ぶのがおすすめです。

実際の工事までの注意点について

防音工事を実施する際には、上記のような事前の準備だけでなく、業者との契約後もいくつか注意しなければならないポイントがあります。

マンションの場合、管理組合とのやり取りが必要

マンションで防音工事を実施する場合、戸建てでは必要のない手続きの手間があります。それが、管理組合とのやり取りになります。

分譲マンションは、建材の搬入時にエレベーターを占有する、工事の際の振動や騒音で他の住人に迷惑をかける可能性があるという点から、工事計画を提出し認めてもらう必要があるのです。これは、管理規約などにおいて、防音工事が認められているケースでも同じです。マンションで防音工事を実施する場合、事前に工事申請書や設計図面、仕様書、工程表などを提出しなくてはいけません。その後、書類が審査され、管理組合からの許可を得てから工事を実行することになるのです。

この管理組合とのやり取りについては、「誰が行うのか?」を事前に確認しておきましょう。多くの場合、施工業者が担ってくれると思います。

近隣住民への挨拶回り

工事前に実施しなくてはならない行いとして、近隣住民に対して事前に挨拶回りに伺うということも大切です。上述したように、防音工事を実施する際には、建材の搬入時に大型車両が行き来する、また工事に際して騒音や振動が発生することで、近隣の方に迷惑をかけてしまうことがあるのです。

したがって、工事で影響が出そうな範囲については、事前に工事を実施することをお知らせしておきましょう。なお、挨拶回りについても、業者側が実施してくれる場合がありますが、近隣住民との関係性を良好に維持するためには、施主様も同行するのがおすすめです。

その他、防音工事に関するよくある疑問

それでは最後に、防音工事を実施するにあたって、お客様からよく質問される内容についても簡単にご紹介しておきます。

工事中もそのまま住めるの?

防音工事は、宅内のリフォーム工事であるため、施工期間中は普段通りにそこでの生活が進められるのか…という点を気にする方が多いです。

この点については、防音室に作り変える部屋以外に手を加えることがないため、基本的に住みながら工事を進めることが可能です。工事期間中、ホテルなどを手配して、別の場所で寝泊まりするといった対策も特に必要ないので安心してください。

ただ、工事期間中は、防音対策を施す部屋以外の部分についても、工事に必要な建材や荷物などを置かせてもらうため、一部のスペースをお借りする場合があります。そのため、「日常生活に一切の影響が出ない!」と言うわけではなく、部分的に不便な思いをさせてしまう可能性がある点は注意してください。

防音工事はどのくらいの日数がかかる?

防音工事の工期を気にする方も多いです。防音工事は、天候に関係なく実施することができる工事なので、最初に決めた工程通りに工事が完了します。楽器演奏が可能なレベルの高性能な防音室を作る場合、基本的に3~4週間程度の日数がかかると想定しておけば良いと思います。

ただ、工事の希望やもともとの部屋の状態、施工内容や周辺環境への配慮など、さまざまな条件によっては、この工期が前後する可能性があります。例えば、何らかの理由で、「10時から16時までしか施工できない」など、1日の作業可能時間が短くなるなどといった条件が付く場合、通常よりも工期が長くなります。

どちらにせよ、防音工事にかかる工事期間については、施工内容によって変わるため、詳細な期間はお打ち合わせの段階で詳しく決めることになります。その際、工事中に求める配慮などについては、しっかりと業者に伝えましょう。

防音工事を実施する部屋は片付けが必要?

高性能な防音室を作るための防音工事は、既存の壁や天井、床などを一度解体して、防音仕様の構造に作り変えるという作業が行われます。そのため、部屋の中に家具などが配置されたままの状態では、防音工事を進めることができないのです。

したがって、防音工事を実施する予定の部屋に配置している家具や荷物については、工事の開始前に別の部屋に移しておきましょう。自分たちだけでは移動できない大きな家具などが配置されている場合、家具の移動なども行ってもらえるのか、打ち合わせの段階で確認しておくと良いです。

まとめ

今回は、専門業者に防音工事を依頼する際、問い合わせから実際の施工までの流れの中で、皆さんが注意しておきたいポイントについて解説しました。

記事内でご紹介した内容は、防音に関する知識を持ち、しっかりとした技術を持っている業者と契約するために非常に重要なポイントになるため、皆さんもぜひ押さえておきましょう。

現在、自宅に本格的な防音室を作りたいと考えている方は、お気軽に防音工事の匠までご連絡ください。

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スタッフ A

大阪で20年間にわたって防音工事に携わってきました。
防音工事に関しての事、音に関する豆知識などを配信しております。

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