防音工事をお考えなら必読!リフォーム前の『挨拶』で近隣トラブルを防止!

マンションなどの集合住宅で生活する方が増えてきた近年では、ちょっとした生活音が原因となり、近隣住民と騒音トラブルを抱えてしまう…なんて方が増えています。特に、新型コロナウイルス感染症の拡大もあり、自宅で過ごす時間が増えてきたことから、今まで気にもしなかった『外部からの騒音』が気になり始め、ステイホームを強いられることのストレスなどから、周辺住民とのトラブルを抱えてしまう方が急増していると言われています。

こういった事もあり、ここ最近では、「外からの騒音が侵入しないように…」「自宅の音が周辺に悪影響を与えないように…」などと言った理由で、専門業者に防音リフォームを依頼する方が非常に多くなっています。実際に、この記事を読んでいる方の多くは、何らかの音の問題を抱えてしまい、防音工事が必要なのかどうかを調べているところと言う方も多いのではないでしょうか?
それでは、自宅の防音リフォームを決断した時には、どのようなことに注意しておけば良いのでしょうか?防音工事ですので、「本当に音の問題が解消されるのか?」と言うことばかりに注目する方が多いのですが、実は実際にリフォーム工事に入る前からきちんと注意しておかなければいけないポイントがあるのです。

そこでこの記事では、自宅で防音工事をすると決めた方に覚えておいてほしい、工事を行うことによる近隣トラブルを防止するため、事前に行っておくべき『近隣への挨拶』についてご紹介していきます。

防音工事前の近隣挨拶の基礎知識について

それではまず、防音工事など、自宅のリフォーム工事の前に行っておくべき、近隣住宅への挨拶について簡単にご紹介していきましょう。自分のお金を使って、自宅内の工事をするだけですし「挨拶なんか必要なの?」と考えてしまう人も多くなっています。しかし、工事を行うということは、大型車両の出入りや工事に伴う騒音など、近隣住宅へ与える影響は少なく無いのです。そのため、近隣に何も伝えずに工事を始めてしまうと、「常識のない人だな…」などと思われてしまい、些細なことでトラブルになってしまうことがあるのです。

こういった近隣トラブルを防ぐためにも、リフォーム工事の前に影響をあたえそうな家には挨拶に出向いておくのがオススメです。もちろん、直前に行くのではなく、近隣住民の都合も考えて、工事の1週間前ぐらいに挨拶を済ませておくようにしましょう。なお、平日などは忙しい方も多いですので、土日の午前中に挨拶に伺うのがオススメです。どうしても留守が続き、会うことができなかった場合には、手紙などを投函しておくのが良いでしょう。

近隣挨拶の際には、以下のような事をきちんと伝えておくようにしましょう。

  • 防音工事の期間
  • 防音工事を行う曜日と時間
  • どのような工事を行うのかと言った工事内容
  • 迷惑をかけてしまう可能性がある事柄について
  • 緊急時の連絡先(工事業者の担当者の電話がオススメ)

工事に際して、音が出る工程や埃がでてしまう工程がある場合、その工程を行う日程も伝えておくのがオススメです。また、近隣に小さなお子様がいるご家庭があれば、大型車両が出入りする時間帯も伝えておきましょう。

近隣挨拶に行くときの注意点について

それではここからは、実際に防音工事を行う前に、近隣挨拶にお伺いする時の注意点についてご紹介していきましょう。一昔前と比べると、近隣住宅とあまりコミュニケーションをとらない…と言った方が増えており、「挨拶と言っても何をすれば良いの?」と困ってしまう人も多いようです。以下の点に注意して挨拶に行くと良いですよ。

近隣挨拶を業者任せにしない

防音工事などのリフォームを行う場合、業者自身も近隣に挨拶に回ります。したがって、工事の近隣挨拶に関しては、業者に全て任せておけば良いと考えてしまっている方も多いです。しかし、自分では挨拶に回らず、すべて業者任せにすることがトラブルに発展してしまう場合があるので注意しましょう。

防音工事などの近隣挨拶は、業者と一緒に挨拶に回る、業者より先に挨拶に回る、どちらかの方法がオススメです。そうすることで、近隣住人からの印象も良くなり、多少の迷惑であれば我慢してもらえるようになるはずです。特に、業者だけで挨拶回りをさせると、訪問販売業者と間違われてしまい、居留守などをされてしまい、挨拶したことにならない…なんてリスクがあるのです。
なお、業者より先に回る場合、工事内容などについて自分で説明することなどできませんし、こういった場合には「後から業者が挨拶に来るので、詳細は業者に聞いてください」などと、一言添えておくとスムーズに回るはずです。

挨拶時に手土産はいるの?

「挨拶回りをするとき、手土産はいるのかな?」と疑問に思う方は多いです。これに関しては、どの程度の期間工事を行うのか、近隣住宅にどの程度の迷惑をかけてしまう可能性があるのかによって判断すると良いでしょう。

例えば、数日で終わるような簡易的な防音工事であれば、挨拶だけをしておけば特に問題にならないと思います。しかし、工事期間が長く大掛かりなリフォームのため、大きな音や大型車両の出入りで近隣への影響が大きい…と言う場合には、何らかの手土産を持参して挨拶しておくのがオススメです。手土産は、1000円前後で収まる、菓子折りや洗剤などの日用消耗品などが好ましいです。
ちなみに、工事業者によっては、工事工程表と粗品を持って挨拶回りをする場合がありますので、手土産をどうするのかは事前に業者とも相談しておくのがオススメです。

近隣挨拶の範囲は?

防音工事などの住宅リフォームを行うことで、近隣住宅への挨拶回りをする際には「どこまで回れば良いのか?」と言う点について疑問に思う方も多いと思います。当然、マンションのような集合住宅と戸建住宅では、迷惑をかけてしまう範囲もかなり異なりますので、どこまで行けば良いのかな…という不安は誰もが抱えてしまうことでしょう。
ここでは、住居タイプの違いによる挨拶回りの範囲についても簡単にご紹介しておきます。

戸建住宅の挨拶回り

まずは、戸建て住宅で防音工事などの住宅リフォームをする場合の挨拶回りの範囲です。この場合、工事の規模などにもよりますが、基本的に向かいの家3軒、裏の家がある場合は裏3軒、両隣の計8件に挨拶回りに行くのが一般的です。意外に見落とされがちなのが、斜め裏の住宅で、工事を行う住宅からはあまり見えないのですが、あちらからはよく見えますし、工事の影響も少なく無いため、忘れずに挨拶に行くようにしましょう。

なお、大きな音が出る、大型車両が良く出いるするなどと言った場合、自治会によって工事時間が決められている…などと言う場合がありますので、大規模な工事を行う場合には自治会にその辺りを確認しておくのがオススメです。

集合住宅の挨拶回り

マンションなどの集合住宅で防音工事を行う場合も見ていきましょう。なお、マンションなどの集合住宅であれば、そもそもリフォーム工事に関する規約などがあると思いますので、まずは管理組合に工事の連絡をしておきましょう。ほとんどの場合、工事日の決定後、エレベーターや掲示板などに「工事の告知」を出すようになっていますので、規約にしたがった対応は必ず行うようにしましょう。

なお、集合住宅での挨拶回りの範囲に関しては、上階の3軒、下階の3軒、両隣に行っておきましょう。なお、資材の搬入などを頻繁に行う場合には、資材搬入の通路になる範囲の家にも念のため挨拶しておくのがオススメです。

まとめ

今回は、防音工事などの住宅リフォームをご検討中の方であれば、絶対におさえておきたい近隣挨拶の基礎知識をご紹介してきました。住民同士のコミュニケーションが少なくなった現在では、近隣に多くの迷惑をかけてしまう工事を行う場合でも、近隣挨拶などには一切いかない…なんて方も増えているように思えます。しかし、車両の出入りや工事によって発生する音など、確実に周辺環境へ迷惑をかけてしまいますので、近隣トラブルを防ぐためには、事前に挨拶回りをしておくことが非常に重要です。

工事業者は、できるだけ周辺に迷惑をかけないように心がけていますが、工事による音や埃の発生など、どうしても避けられない現象は絶対にあるのです。こういった場合、きちんと近隣に挨拶回りをしておけば「将来は自分も工事するかもだし…」などと、我慢してもらえる可能性が非常に高くなるいのです。
どういったリフォーム工事でも、「近隣住民には少なく無い迷惑をかけてしまうかも…」と言うことをきちんと認識し、工事前の挨拶回りは確実にこなすのがオススメですよ!

スタッフ A

大阪で20年間にわたって防音工事に携わってきました。
防音工事に関しての事、音に関する豆知識などを配信しております。

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