冷蔵庫の音がうるさい!騒音の原因と解決策をご紹介

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私たちの日常生活に欠かせない家電製品と言えば冷蔵庫があります。冷蔵庫は、食品や飲料を長持ちさせることができる設備として、日々の生活を支えてくれています。

しかし、この冷蔵庫については、ある日突然、音が気になり始め、夜寝ている時などに冷蔵庫の音をうるさく感じてしまう…なんて経験をした人も多いはずです。特に、賃貸住宅などに住んでいる方の場合、夜寝る時も近くに冷蔵庫があるという環境になってしまうことから、夜の寝るタイミングに冷蔵庫の音が気になり始める…なんてことが多いようです。

音は、不思議なもので、一度気になってしまうとどうしても意識してしまうという方が多いです。同じ音を聞いている場合でも、何も気にしない人と騒音に感じて眠れない…なんてことになる人に分かれてしまうことも多いのです。そこでこの記事では、生活に欠かすことができない冷蔵庫について、騒音に感じるような音が出る原因やその対策について解説します。

冷蔵庫が発生させる音とその原因

それではまず、冷蔵庫が発生させる騒音と、なぜその音が生じているのかという原因について解説していきたいと思います。

「ブーン」という低い音

冷蔵庫から生じる音と聞いたときには、真っ先のこの「ブーン」という低い音が頭に思い浮かぶのではないでしょうか?この冷蔵庫特有の、「ブーン」という音は、冷蔵庫に物を冷やすための部品として組み込まれている「コンプレッサー」が原因で、コンプレッサーが稼働時に振動することで「ブーン」という音が生じているのです。

つまり、この冷蔵庫の「ブーン」という音については、正常に稼働している時の動作の一部なので、冷蔵庫そのものが壊れているというわけではないと言えます。ただ、「ブーン」という音が昔よりも大きくなっている、など異常を感じた時には、コンプレッサーが過剰に稼動しているなど、故障の前兆の可能性があるので注意しましょう。

冷蔵庫のコンプレッサーは、冷却システムの中心部で、冷媒を圧縮して気化熱を利用して冷気を生み出すためのものです。つまり、コンプレッサーが稼働しているということは、冷やそうとしているというわけですね。そのため、「ブーン」という音が長時間なっている…なんて時は、冷蔵庫内に物を入れ過ぎて冷却機能が落ちている、または冷蔵庫の設置方法や周囲の状況が適切でないという問題が起きている可能性があります。例えば、冷蔵庫を壁にギリギリまで接する形で設置した場合、熱が上手く放出できなくなるので、コンプレッサーが過剰に稼動する可能性があります。逆に、少し離しておくと、熱が効率よく放出されるようになるので、騒音が軽減される可能性があります。また、冷蔵庫周りに物をたくさん置いていると、熱がこもってしまうことでコンプレッサーに負担がかかり大きな音が出る可能性があります。冷蔵庫周りは、空気が流れて熱がこもらないようにするためにも、物をあまり置かないようにしましょう。

「ガタガタ」という異音

冷蔵庫から「ガタガタ」といった異音が生じてしまうこともあります。この問題についても、基本的には冷蔵庫本体の故障ではないケースがほとんどです。

冷蔵庫は、物を冷やすためにコンプレッサーが稼働するのですが、その時に本体が振動してしまいます。そのため、冷蔵庫を不安定な形で設置してしまうと、振動時に足と床が衝突してガタガタといった音が生じることがあるのです。この他にも、冷蔵庫の上に重たい物を置いていて、本体の振動によって衝突することで音が生じるなんてこともあります。

この問題については、安定した地面に冷蔵庫を置く、冷蔵庫の上にのせているものを取り除くだけで解決できる場合が多いです。

「カラカラ」という軽い音

冷蔵庫は、内側の冷気を均等にいきわたらせるため、ファンが設置されています。このファンは、冷蔵庫のドアを開けると停止し、閉めると再開するという仕組みになっています。

冷蔵庫から「カラカラ」といった軽い音が聞こえる場合は、このファンから発生している可能性が高いです。例えば、冷蔵庫の扉を開ければ「カラカラ」という音が止まるという場合、原因はファンの可能性が高いです。

冷蔵庫は、内部を低温に保つ家電のため、長年使用していると内部に霜が蓄積することがあります。そして、霜が徐々に大きくなっていき、ファンと接触してしまうことがあるのです。つまり、「カラカラ」という異音は、ファンの羽が霜の塊など異物と衝突している可能性が高いという意味なので、音を解消するためには霜取りをしてみると良いでしょう。
ファン周りに霜や異物がない、霜取りをしても異音が解消できないなんて場合、冷蔵庫が故障している可能性があるので、専門業者に修理してもらうか買い替えが必要です。

異音がなり続ける

冷蔵庫は、「サーモスタット」と呼ばれる装置が組み込まれていて、この部品によって冷却サイクルを制御しています。「ブーン」という音などは、常になっているのではなく、音が生じない時と生じる時を繰り返すのが一般的ですよね。

しかし、冷蔵庫に搭載されているサーモスタットが故障してしまうと、必要以上に長く冷却機能が稼働してしまうことになり、異常な稼働音が続いてしまうのです。日中であれば、他の雑音にかき消されているので気にならない場合も多いですが、夜寝る時などになると、周囲が静かになっている分、冷蔵庫の稼働音が気になってしまう…なんてケースが多いです。

このような場合は、専門業者に点検してもらい、サーモスタットが故障していないかどうかを検査すると良いです。故障している場合は、部品交換をすれば、騒音問題が解決できると思います。

その他の異音

冷蔵庫は、他の家電製品と同じく、耐用年数というものがあります。一般的には、10年程度が機器の寿命とされていて、寿命が近づいてくると、部品の劣化などを原因にさまざまな異音が生じてしまうことがあるのです。

特に、冷蔵庫に備え付けられている制振材が劣化した場合、機器本体の振動により騒音に感じるレベルの異音が発生します。この場合は、機器の寿命な訳なので、買い替えが必要でしょう。

冷蔵庫の故障が原因でない騒音と対策

冷蔵庫の音がうるさい…なんて場合でも、冷蔵庫本体に問題が生じているわけではないケースがあります。

冷蔵庫に何かが接している

冷蔵庫は、冷却機能が稼働する際、本体が微妙に振動を続けています。そのため、壁にピッタリとくっつけている、家具などを冷蔵庫にくっつける形で配置する、冷蔵庫に硬くて重量のある物をぶら下げている…なんて場合、物体同士が接触することで音が生じてしまうことがあるのです。

したがって、冷蔵庫を設置する際は、壁から少し離れた場所に設置するようにしましょう。そうすることで、冷蔵庫の音が壁に反響しにくくなります。また、他の家具や物が冷蔵庫に接触しないようにすることも大切です。

冷蔵庫の防音対策

冷蔵庫に関する騒音に関しては、基本的に冷蔵庫そのものが振動することで発生しています。冷却機能が稼働する際、コンプレッサーが振動するため、どうしても微細な振動を繰り返す家電なのです。

そのため、冷蔵庫が生じさせる騒音に関して、防音対策を施したいと考える場合、冷蔵庫を設置する際、下部に防振マットなどを設置するという対策が有効です。冷蔵庫の下にマットなどを敷いておけば、振動をマットが吸収してくれるようになるので音が生じにくくなります。この方法は、床材の損傷も同時に防ぐことができるようになるので、とてもおすすの方法といえます。

この他、壁と冷蔵庫の間に防音材を設置する。冷蔵庫を防音パネルで囲うといった方法も音を目立たなくさせることができるでしょう。ただ、冷蔵庫から異音が発生するという状況は、本体の劣化が主な要因となるので、根本的に音の問題を解消したい場合は、冷蔵庫を買い替えるのがおすすめです。

まとめ

今回は、身近に存在する冷蔵庫の音の問題を解説しました。冷蔵庫は、食品を長期保存するための家電として、ほとんどすべてのご家庭に設置されるようになっています。

基本的には、大きな音を生じさせるような家電ではないため、冷蔵庫が騒音問題の原因になるようなことはないと考えている人が多いと思います。しかし、インターネットで少し調べてみると、「冷蔵庫の音 うるさい」「冷蔵庫から音がする」といったワードで検索している人が意外に多いということがよくわかります。

これからも分かるように、冷蔵庫は、日常生活の中で音の問題を発生させてしまうことがある家電なのです。特に、部屋数が少ない賃貸住宅などの場合、夜寝る時に冷蔵庫の音が気になってしまう…なんて方が多いと思うので、記事内でご紹介した対策を実施してみましょう。

大阪万博の防音工事

スタッフ A

大阪で20年間にわたって防音工事に携わってきました。
防音工事に関しての事、音に関する豆知識などを配信しております。

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