大阪で防音室の体験をするなら『防音工事の匠』に!戸建て住宅の環境に近づけるため古民家を体験ルームに!
ここ数年、マンションや戸建て住宅に関わらず、生活騒音を防止するため、部分的な防音リフォームの需要がどんどん高くなっています。例えば、幹線道路沿いの家が窓の防音を行うだとか、マンションで足音対策のために床や天井の防音工事を行うといった感じで、特定の音を防ぐために限定的な防音を行うというリフォームが多くなっています。
こういった部分的な防音リフォームを行う場合であれば、わざわざ防音室の体験ルームなどに足を運ぶ必要などないと思うのですが、もしあなたが、楽器の演奏やホームシアターの設置などを考えていて、お部屋まるごと防音室にしてしまいたいと思う場合、実際の工事に入る前に「防音工事をしたらどのような効果が得られるのか?」を体験しておきたいと考えるものですよね。
と言うのも、防音室を作るなど、本格的な防音工事となると、その施工にかかる費用は数百万円単位になってしまいますし、工事をした後に「全然音を防げないじゃん…」となってしまうと困るからです。そこで、弊社のような防音工事の専門業者は、お客様に実際の防音室の機能を契約前に体験してもらうという目的で、モデルルームを作っています。逆に言えば、防音室の体験ルームを持っていない業者は、防音工事の専門業者ではない可能性もありますので、その点は注意しておきましょう。
さらに、防音の体験ルームに関しては、意外に見落とされがちなポイントがありますので、ここでは、木造戸建て住宅の方が防音室の体験ルームに足を運ぶ際、頭に入れておきたいポイントをご紹介します。
防音室の性能評価について
防音室を作りたいと考えて、防音工事業者と打ち合わせをしてみると、よく耳にすることになるのが『D値』と呼ばれるものです。これは、防音室の性能を表す値として『D-60』や『Dr-60』などと言う表記をされています。
それでは、このD値と呼ばれる防音室の性能表記について、実際のところ何を意味しているのか皆さんは理解しているでしょうか?正直なところ、防音工事は、非常に専門性が高い工事ですので、こういった専門的な知識の部分は「業者に任せておけば良い」と考えて、とにかく音が聞こえなくなるのかという点だけに着目してしまう方も少なくありません。しかし、適切なレベルの防音室を妥当なお金をかけて作っていくためには、自分にとって必要な性能がどの程度なのかをきちんと判断しなければいけません。防音工事業者に「とにかく音を聞こえなくして!」と注文した場合、その業者は後々トラブルになるのが嫌だからと、可能な限り最大限の対策を施した防音室を作る可能性があります。当然、そのような防音室は非常に高額になってしまいますよね。この時に、本来は多少、家の中に音漏れがするぐらいなら構わない…、昼間にしか使わない防音室…、なんて場合、ここまでの性能の防音室は必要なく、知らないうちに大損してしまう可能性まであるわけです。
したがって、自分にとって適正な防音室の性能を見極めるためにも、業者との打ち合わせで出てくる、性能評価の用語程度は頭に入れておきましょう。特に、D値の意味に関しては、防音工事の超初級編ですので、絶対に覚えておきましょう。
遮音性能値(D値) = 音源の音の大きさ - 漏れる音の大きさ
D値は上記のような計算式になります。式を入れ替えて「音源の音の大きさ - 遮音性能値(D値) = 漏れる音の大きさ」という理解でも構いませんよ。
例えば、あなたがピアノを弾いて出る音圧が仮に90dB(デシベル)としましょう。この場合、D-40の防音室を作った時には「90-40=50(dB)」という計算になり、防音室の外では50dBの音圧に聞こえるという意味で理解していただければ良いでしょう。
防音室体験は、自宅に近い条件がオススメ!
それでは、防音室の体験ルームに足を運んでみようと思った場合、何に注目すれば良いのでしょうか?防音室の体験ルームに行けば、『D-50』の性能を持った防音室の体験ができるなど、実際にその業者が施工を行った防音室内に、ピアノなどが設置されているので、防音室を作ることで、外に漏れ出る音がどれほど小さくなるのかを体験することが可能です。また、ギターや管楽器など、持ち運びが可能な楽器であれば、普段自分が使用している物を持ち込んで、どの程度音漏れを防ぐことができるのかを体験することが可能です。
こう聞くと、防音の専門業者が作った体験ルームであれば、どこに体験しに行っても同じ体験ができるのでは…と考えてしまいますよね。しかし実は、そうではないのです。
と言うのも、防音室の性能に関しては、もともとの建物が持つ性能なども組み合わさった状態でその能力を発揮します。防音室を調べていると、よく見かける情報だと思うのですが、木造建築とRC造など、構造が異なる建物は防音性能が異なるという話を耳にしたことがあると思います。そして、木造がほとんどの一般戸建て住宅よりも、RC造のマンションなどの方が、同じ防音工事を行ったとすれば、最終的な性能が高くなると言われていますよね。木造でRC造と同じ性能を持たせようとすれば、施工費がさらに高くなってしまうものです。
これからも分かるように、あなたが防音室を作りたいと考えている状況に近い、もしくはそれ以下の体験ルームに足を運ばなければ、体験ルームでは音漏れは気にならなかったのに、自宅に同じ性能の防音室を作ってみると、音漏れが気になる…なんてことになるケースがあるのです。
このようなケースは、体験ルームが商業ビルなど、非常に頑丈な建物内に設けられていて、本来の性能以上の防音性を発揮している防音室を体験し、同じものを木造住宅に施したというケースで多いです。このような場合でも、D-40の性能の防音室を作れば、業者がテストを行えばきちんと40dB以上音圧が下がっていると思います。つまり「性能に不満を感じながら」納得せざるを得ない状況になってしまうのです。
このような状況にならないようにするには、木造住宅に防音室を作りたいのであれば、木造住宅の体験ルームを見せてもらうようにしなければならないと考えましょう。業者の体験ルームが、商業ビルなどにある場合、実際に施工を行った事例の中で、自宅に近い条件の家を見せてもらえないか聞いてみましょう。もしタイミングの問題などで、戸建ての体験ができない場合、RC造の体験ルームほどの能力は発揮しないと考えておいた方が良いですよ。
防音工事の匠は、古民家に体験ルームを作っています!
防音工事の匠では、日本国内の戸建て住宅の9割程度を占めていると言われる木造住宅にて防音体験ルームを作っています。これは、防音室の体験をしてみたいというお客様の多くが、木造住宅に住んでいることから、お客様の状況に最も近い条件で体験ルームを作らなければ意味がないからです。
当然、商業ビルなどに体験ルームを作った方が、「防音室ってすごいのですね!」となりやすいのは確かなのですが、お客様の最終決断を後押しするために行う体験が、実際の施工条件と全く違ってしまえば、何の意味もありませんよね。
防音工事の匠は、近年、日本国内で社会問題になっている空き家問題にも取り組むため、木造の古民家を買い取り、そこに防音体験ルームを作っています。近年の戸建て住宅は、高気密・高断熱化していますので、建物そのものが持つ防音性能はかなり高くなっています。防音工事の匠は、昔ながらの日本建築に防音工事を施していますので、体験ルームでしっかりと防音室のメリットを体験できるうえ、後から「体験ルームと違う…」なんてことにもならないことをお約束します。
防音工事の匠は、大阪市中央区に防音室の体験ルームを設けていますので、お気軽に体験のご予約をしてくださればと思います!
防音室体験は、自宅に近い条件がオススメ!
弊社の体験ルームには、電子ピアノを設置しています。お客様自身が普段使用している楽器を演奏した場合どうなるのかを知りたい場合、お気軽に楽器を持ち込んでいただければと思います。管楽器や弦楽器など、持ち運び可能な楽器に関しては、自由に演奏していただいて構いません。
体験ルームは、打ち合わせスペースも兼ねていますので、防音室の体験に合わせて、お客様が求める防音室の打ち合わせも同時に行うことが可能です。なお、打ち合わせ時に、HPなどに公表することができない、弊社の施工実績などを提示することも可能ですので、ご要望があれば、お問い合わせ時にお申し付けください。
なお、体験ルームは、職人の資材置き場などとしても利用していますので、経験豊富な職人に防音に関する質問などをしていただくことも可能ですよ!