子供部屋の防音対策!防音が必要な理由と具体的な対策を紹介

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子供部屋は、皆さんが考えている以上に騒音が発生する場所となります。例えば、小さなお子様の泣き声を始めとして、室内で騒ぐ時の足音や兄弟が喧嘩する時の叫び声など、一緒に住んでいる家族がうるさいと感じるだけでなく、近隣住宅までその音が届いてしまい、近隣との騒音トラブルにまで発展するケースも少なくないのです。

特に昨今では、インターネットが普及したことによって離れた場所にいる人と一緒にゲームを楽しむことができるようになり、その際に生じる話し声や操作音などが騒音を発生させることも増えています。また、動画配信なども簡単にできるため、そういった音が近隣の方に迷惑をかけてしまうことも増えているようです。

実際に、我々のような防音工事業者への相談でも、楽器の演奏などではなく「子供部屋の防音対策はできますか?」と言ったお問い合わせが増えており、多くの方が「どのような対策が必要なのか分からない?」と悩んでいるということがよくわかる状況になっています。そこでこの記事では、子供部屋の防音対策の必要性や、実際に対策を実施すると決めた時、どのような対策を実施すれば良いのかについて解説します。

なぜ子供部屋の防音対策が必要なのか?

それではまず、子供部屋の防音対策の需要が高くなっている理由について解説していきます。昨今では、集合住宅で生活する方が増えている、戸建てでも家と家の距離が近くなっていることから、人の話し声や足音など、誰でも生じさせてしまうような生活音が原因で騒音トラブルが発生するケースが増えています。

実際に、国が行った調査では、集合住宅で発生するトラブルについて、「騒音」が原因となるものが最も多くなっているという結果が出ています。令和5年版のデータでは、「トラブルの発生状況」について、居住者間のマナーが問題になっているという回答が最も多く60%を超えるような状況になっています。そして、このマナーの内訳については、全回答341件の中で「生活音」をあげている方が最も多く151件という割合だったのです。

子供部屋は、一般住宅において騒音が生じやすい場所であるため、近隣の方との関係を良好に保つためには、適切な防音対策が求められるようになっているのです。そこでここでは、子供部屋の防音が必要とされている代表的な理由をご紹介します。

参照:令和5年度マンション総合調査

①騒音トラブルの防止

子供部屋に防音対策を実施する最大の理由は、やはり子供が生じさせる音による騒音トラブルを防止したいと要望が考えられます。子供が生じさせるさまざまな物音は、一緒に暮らす家族にとってだけでなく、隣家や階下の住人に騒音と受け取られる可能性があり、近隣住民との関係を壊す要因となりやすいのです。

特に、集合住宅においては、足音やドアを閉める時の音などが近隣に響き渡ることで、苦情が出るケースがあります。また、高校生ぐらいのお子様がいるご家庭の場合、深夜まで起きていて動画を見る、オンラインゲームで遊ぶなどといった行動により騒音をまき散らしてしまうケースがあります。集合住宅は、隣人間の生活空間が近く、さらに周囲に雑音が少ない深夜帯になると、音が響きやすくなり、ちょっとした音が騒音と受け取られてしまう可能性があるのです。

この他、在宅勤務形態の方が増えている昨今では、子供が生じさせる音によって集中力が乱されてしまい、仕事がはかどらなくなる…という声を聴く機会も増えています。子供部屋の防音対策は、こういった家族間、隣人間の騒音トラブルを防止するという目的によって実施を検討する方が増えています。

②子供が集中できる環境を作るため

この理由は、受験期の子どもさんがいるご家庭からの相談で多いです。特に、マンションなどの集合住宅で生活しているご家庭にありがちなのですが、各部屋の距離が近いことによって、リビングなどで生じる音が子供部屋まで伝わり、お子様が学習に集中できない…と悩むケースが多くなっているのです。また、戸建て住宅も、お隣の家と距離が近い場合、隣家の生活音をうるさいと感じ、集中力が乱されてしまう…というケースがあるようです。

この場合、お子様が学習などに集中できる環境を作るため、外部騒音が侵入しにくくなるように、部屋の各所に防音対策を施したいと考えるわけです。本格的な防音室を作るまでではありませんが、窓や壁、天井などに防音対策を施し、静かで落ち着いた環境を作ることを期待する人が多いわけです。
なお、子供部屋を防音仕様にすれば、気密性が高くなり、音だけでなく視覚的な刺激も軽減されるため、集中力の向上が期待できます。

③子供部屋を他の用途で使用したい

最後は、子供部屋を大きな音が生じても近隣の方に迷惑をかけないような防音室に作り変えたいという要望です。

例えば、子供さんが楽器を習い始めた、ゲーム配信など、動画配信をしたいと言い出した場合、そのままの状態の部屋で実施させると、近隣に大きな音が漏れていき、騒音トラブルに発展する可能性が高くなります。そのため、楽器やゲーム配信などで大きな音を生じさせても、その音が屋外に出ていかないようにするために、防音室に作り変えたいと考えるわけです。本格的な防音室を作れば、室内の音が外に漏れないだけでなく、外部騒音の侵入も防げるため、学習やリモートワーク用の部屋としても活用できるようになります。

なお、子供部屋を防音室に作り変えるというケースでは、お子様が独立し、空き部屋になることから親世代の趣味を楽しむための防音室に作り変えるという相談も多いです。

子供部屋の防音対策について

それでは、実際に子供部屋の防音対策を実施したいと考えた時、どのような方法があるのかについて解説していきます。

ここでは、住人さん自らが実施可能な防音対策と我々のような専門業者に対策を依頼する方法に分けてご紹介していきます。

自ら実施できる子供部屋の防音対策

手軽に子供部屋の防音対策を実施する方法としては、住人さん自らがDIYによって対策を施すという方法が考えられます。防音需要が高くなった現在では、ホームセンターやネット通販にて、さまざまな防音対策グッズが販売されるようになっているため、生活音レベルの防音なら比較的容易に対策が実施できるようになっています。DIYによる対策であれば、材料の購入費はかかるものの、業者による施工費がかからないため、防音対策全体でみるとコストを抑えられるというメリットが得られます。

具体的な対策では、以下のような方法が考えられます。

  • ・クッション性のあるラグ・マットを敷く
    子供部屋で生じる足音による騒音を防止するための対策では、床にクッション性のあるラグやマットを敷いておくという方法が有効です。子供の転倒による怪我を防止することも期待できるうえ、通常の足音レベルなら階下に伝わるのを防止することが可能です。ただ、室内で飛び跳ねる、走り回るといった大きな衝撃音は防ぎきれないので、その辺りはしつけで何とかするしかありません。
  • ・子供が走りにくい家具配置にする
    子供が室内で走り回るのをなかなか防げない…と言う場合、家具の配置を工夫すると良いです。子供の動線に家具を配置して、走り回れないようにすれば、足音によるトラブルを防止しやすくなります。また、隣家との境界壁側に本棚などの大きな家具を設置すれば、空気音の伝わりも軽減できます。家具配置の工夫は、意外に有効な防音対策になります。
  • ・窓やドアに隙間テープを設置する
    窓やドアは、閉めていても小さな隙間が生じてしまう構造になっています。そのため、話し声やTVなどの音声がその隙間から室外に漏れて行ってしまうのです。また、その隙間が外部騒音の侵入口にもなります。こういった窓やドアの隙間については、ホームセンターなどで販売されている隙間テープを設置することで軽減することができます。
  • ・防音カーテンを設置する
    窓は、壁よりも薄い素材であるため、遮音性がそこまで高くありません。そのため、オンラインゲーム中に大きな声を出した時には、窓からそのまま音が漏れてしまう可能性があるのです。窓の防音対策については、カーテンを防音仕様の物に交換するという方法で軽減することが可能です。重量があるので、カーテンレール事交換しなくてはならない場合も多いですが、窓の対策としては比較的容易なうえ、効果が期待できます。また、利便性の低下を無視するなら、室内ドアの前に防音カーテンを設置するという方法も有効です。
  • ・壁に防音ボードを設置する
    壁の防音性が心もとない場合、隣家の境界壁などに防音ボードを貼り付けるという方法も有効です。防音ボードは、遮音材と吸音材が一体となった製品で、これを壁全面に貼り付けることで音漏れを防ぐ効果が期待できます。
  • ・簡易の防音BOXを購入する
    学習などに集中できる環境にするためのアイテムとして、近年では簡易の防音BOXが注目されています。ダンボールやテント素材で電話BOXのような小さな部屋を作る製品で、外部騒音をある程度遮ってくれるため、音によって集中力を乱されにくくなるのです。楽器演奏や動画配信など、大きな音を遮る能力まではないので、製品の性能についてはあまり過信しないようにしましょう。

DIYによる防音対策は、上記のような方法があります。問題となっている音の種類に合わせて、最適な方法を実施してみると良いでしょう。

ただ、DIYによる防音対策については「実施してみたものの、思ったような効果が出なかった…」と失敗に感じる方も少なくないのでその辺りは注意が必要です。コストが抑えられるのは事実ですが、対策による効果が得られなければ、実施した意味がなくなってしまいます。DIYによる失敗の後、専門業者に相談するという流れになると、自費で購入した防音グッズのお金が損になるので、「本当に自分で解決できる音なのか?」は慎重に検討したうえで実施を決めましょう。

専門業者による子供部屋の防音対策

DIYによる防音対策では不十分である場合、専門業者に防音対策を依頼するほかありません。防音工事業者は、楽器演奏用の本格的な防音室の工事を依頼するための業者と言うイメージがあるかもしれませんが、それだけでなく、快適な住空間を構築するための生活音に対する部分的な防音工事も実施してもらうことができます。

防音工事業者に対策を依頼すれば、現地調査を行ったうえ、プロの視点から「どのような防音対策が必要なのか?」を判断してもらう事が出来ます。防音対策にかかるコストは高くなりますが、見当違いな対策になる心配もなく、的確な対策を実施してもらえることで、トラブルの原因を早期に解決してもらえるというメリットが得られるのです。

騒音問題は、一度気になってしまうと相手方が注意深く耳を立てるようになるため、音が軽減できたのに苦情が収まらない…などといった残念な状況になることがあります。そのため、近隣の方との関係を良好に維持するためには、騒音に早期に気付いてしっかりと対策を実施することが大切なのです。具体的な対策としては、以下のような方法が考えられます。

  • ・窓の防音工事
    音漏れや外部騒音の侵入は、窓の防音性の低さが要因になっているケースが多いです。防音工事業者に対策を依頼すれば、窓ガラスを防音仕様の製品に交換してもらう、インナーサッシを設置して二重窓にするなど、窓の防音性を大幅に向上してもらうことができます。DIYによる対策の場合、よくて10dB程度の軽減効果しか得られないとされているのですが、本格的な防音工事の場合、窓の部分の防音性を25dB以上向上させることも可能です。
  • ・床の防音工事
    ラグやマットなどによる足音対策は、室内を走り回る時の音まで軽減することは難しいです。これは、振動を伴う音だからです。しかし、防音工事業者による対策の場合、床材の下に防音材を仕込む、二重床にして振動の伝わりを軽減するといった本格的な対策を実施してもらうことが可能です。その結果、階下への足音の伝わりを大幅に軽減することができます。床の防音対策は、既存の床をそのままにカバー工法で新しい床材を施工するという方法もあり、この場合は施工費を抑えられます。
  • ・壁の防音工事
    防音工事業者であれば、壁の防音対策も本格的にできます。既存の壁を一度解体して、内部に吸音材や遮音材を設置し、防音壁に再構築するといった対策を施してもらうことができるので、人の話し声程度であれば、隣家にほとんど漏れなくすることが可能です。この他、換気口やエアコンの配管穴に対してもきちんと音漏れ対策を実施してもらうことができるので、室内からの音漏れはもちろん、外部騒音の侵入を防ぐことが可能です。
  • ・防音ドアの設置
    家族間の騒音問題であれば。室内ドアを防音ドアに交換するという方法もあります。通常の室内ドアは、効率的な換気のため、閉めていても大きな隙間が生じる構造になっています。そのため、子供部屋で生じた音が室外まで漏れてしまう、家事の音などが子供部屋まで伝わり学習の邪魔をするといった状況になりやすいのです。専門業者であれば、このドアを防音ドアに交換するという対策も実施可能です。防音ドアは、生活音レベルの防音なら5万円程度で実施可能です。楽器防音レベルになると、製品だけで30万円前後の費用となります。
  • ・部屋を防音室にする
    楽器の演奏を考えている、動画配信を検討しているという場合、子供部屋を防音室に作り変えてもらうこともできます。上で紹介した防音対策全てを実施して、部屋全体の防音性能を高めるという対策になります。費用はどうしても高くなりますが、子供部屋が原因となる騒音トラブルを根本的に解決することが可能です。

防音工事の専門業者に対策を依頼すれば、上記のような本格的な対策を実施してもらうことが可能です。音の悩みに合わせて、最適な対処策を提示してくれるので、速やかに騒音トラブルの原因を解決してもらうことが可能です。

まとめ

今回は、子供部屋で生じる騒音が近隣住民とのトラブルに発展しないようにするための防音対策について解説しました。

記事内でご紹介した通り、子供部屋は、皆さんが考えている以上に騒音が発生する場所となり、近隣住民から苦情が発生する要因となりやすいです。これは、マンションなどの集合住宅で生活する人が増えていることや、戸建てでも家と家の距離が近くなっていることが要因です。

記事内では、住人さん自身がDIYによって実施できる防音対策もご紹介しているので、コストを抑えて騒音対策をしたいという方は、自分で試してみるのも良いかと思います。しかし、音の種類や大きさによっては、簡易的な対策では音漏れを防げない可能性もあるので、「自分で騒音を解消できるか不安…」と言う方は専門業者に相談してみると良いでしょう。

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大阪で20年間にわたって防音工事に携わってきました。
防音工事に関しての事、音に関する豆知識などを配信しております。

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