リフォームにかける予算の決め方についてご紹介します!

サンテレビ「アサスマ! 」で防音工事の匠が紹介されました!

防音工事に限らず、自宅のリフォーム工事を決めた時には、まず最初に「予算決め」をしなければいけません。「リフォームにいくらかかるかなんて専門家に聞かないと分からないし、とりあえず業者に相談するのが先では?」と考えてしまう人も多いのですが、予算決めがきちんとできていないと、そこから先のリフォーム計画がうまく進まないケースが多いです。

自分の希望がかなうなら予算はいくらでもかけられるなんて方の場合、予算は度外視しても良いかもしれませんが、ほとんどの方はその時点で出せる予算の上限があるはずです。ただ、それまでに貯めていた貯蓄をリフォーム工事に全て使うなんてことはできませんし、業者に問い合わせする前の段階でMAX予算を決めておかないと大変なことになるケースもあるのです。

防音工事の相談でも同じですが、多くのリフォーム工事においては、予算決めがきちんとできていない人が非常に多いように思えます。そこでこの記事では、リフォームの実施を決めた人がなぜ予算を最初に決めなければならないのか、また予算決めをする際のポイントなどについて解説します。

リフォーム工事の予算決めが大切な理由

それではまず、防音工事などの住宅リフォームの実施を決断した時、最初に予算決めをしなければならない理由から解説していきます。

リフォーム工事にかかる費用については、予算を特に決めていなくても専門業者が見積りを提示してくれるため、そこから考えれば良いと考える人が多いです。しかし、「どれだけお金をかけられるか?」という予算を決めないまま、リフォーム業者に相談した場合、以下のような事態に陥る可能性があるのです。

  • STEP1 リフォームをすると決め、ネットで見つけた会社に相談し、見積りを依頼する
  • STEP2 リフォーム会社が家に来て、お客様の要望などを聞き取る(優秀な担当者なら、この段階でざっくりとした予算の話をします)
  • STEP3 お客様の要望をもとにリフォーム会社が見積書を作成する
  • STEP4 業者側が提示してきた見積書を見て、到底支払えない金額が記載されていてびっくりする

事前に予算を決めずにリフォーム会社に相談した場合、上記のような流れになるケースが非常に多いです。お客様側は、高すぎる見積りを見て、どこをどう減らせば良いのかも分からず途方に暮れてしまう訳ですね。

こうなってしまうと、「リフォームしたい!」という気持ちまでも、金額の問題で折れてしまう可能性が高く、工事を遅らせることで家の状態がさらに悪くなってしまう…という悪循環に陥ることまであるのです。当然、業者を探すことや現地調査に立ち会うための手間と時間も完全に無駄になってしまいます。
リフォームを検討した時、500万円しか出せない状態なのに、1000万円のリフォームプランを提示してもらっても意味は有りませんし、豪華すぎる見積りが出てきた場合には、予算内におさめるためには何を削れば良いのかも分からなくなってしまいます。これが、最初に「○○の工事をしたいけれど、予算は○○万円までしか用意できない!」と出せる金額がはっきりしていれば、その予算に合わせた状態のプランをリフォーム会社側も提示してくれるようになるのです。

もちろん、予算内でお客様が希望する内容の工事ができない場合は、「予算を+50万してもらわないと希望通りにはなりません。○○の部分を我慢してもらえるなら予算内に収まります」などと、的確なアドバイスももらえるようになるのです。これからも分かるように、防音工事を始めとしたリフォーム工事を検討した時には、最初に予算を決め、それをもとに提案してもらう必要があると考えましょう。

リフォーム工事の予算を決める時のポイント

それでは、リフォーム工事にかけられる予算を決める際、どのようなポイントに注意すべきかについてもご紹介します。前項でご紹介したように、リフォーム工事を決めた時には、まず最初に「いくらまでお金をかけて良いのか?」というMAXの予算を決めておく必要があります。この予算を決める際には、以下のような点に注意しましょう。

現金で支払うのかローンを利用するのか

リフォーム工事の予算を決める際には、工事にかかる費用を「現金だけで支払うのか?」「ローンを利用するのか?」ということを決めなければいけません。

現金での支払いの場合、現在の貯蓄の状況などから、今回のリフォーム工事にいくらまで使用できるのか考えれば良いだけです。当然、貯蓄を全て使い切るなんて方法はNGで、家族の病気やケガなど、緊急時に対応できるだけの予算は残しておかなければいけません。

ローンを利用してリフォーム工事を行う際には、以下のような事を検討しましょう。

  • ・ローンの種類(銀行か、ノンバンクで組むか)
  • ・借り入れは何年間とするのか

なお、リフォームの費用をローンで支払いたいと考える場合、リフォーム会社が好条件のローンを用意している場合があるので、確認してみましょう。多くのリフォーム会社は、工事の支払いに利用できるリフォームローンを用意していて、金利などの条件が良いです。

なお、住宅ローンが残っている方の場合、返済比率の関係で、工事費全額をローンで組むことができない…なんて可能性もあります。この場合、一部の費用を現金で支払うなどの対策が必要なので、ローンを組む想定の場合は事前にどれぐらい借入できるのかを確認しておくと良いでしょう。自己資金を切り崩したくないと考える方の場合、リフォームの予算は借入上限額に自動で決まってしまいます。

工事以外にかかる費用のことも考慮する

リフォーム工事の予算を決める際には、工事以外の部分にかかる費用も考慮して予算組みを行うことが大切です。

例えば、防音工事を行うケースでも、カラオケルームやホームシアターを目的とした工事の場合、防音工事にかかる費用以外に、カラオケシステムやホームシアターシステム、スピーカーなどの部分に多額の費用がかかってしまいます。リフォーム工事の内容によっては、この他にも以下のような費用がかかってしまうケースがあります。

  • ・家具、家電の購入費
  • ・仮住まい費用や引っ越し費用
  • ・工事中の荷物を預けるためのトランクルームの費用 など

リフォーム工事の内容によっては、工事後に家具や家電の入れ替えを行うケースが考えられます。また、家を全面的にリフォームする場合、一時的に仮住まいを余儀なくされるため、仮住まいの家賃や引っ越し代などの費用がかかるでしょう。

リフォーム工事を行う時は、直接的な工事費以外の面でお金がかかることもあるので、その辺りについてもしっかりと考えて、工事に使える金額の上限がいくらなのかを計算しなければいけません。

利用できる補助金はないか確認する

自宅のリフォーム工事を行う際には、利用可能な補助金がないか調べてみることも大切です。昨今では、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、省エネ設備の導入や建物の断熱化リフォームに対して非常に手厚い補助金が出るようになっています。補助金によっては、工事にかかる費用の1/3程度を賄ってくれるような物があるため、補助金が利用可能な工事の場合、予算の上限額を引き上げることも可能になるのです。

2025年度の住宅リフォームに活用できる主な補助金は以下のような物があります。

先進的窓リノベ2025事業
給湯省エネ2025事業
子育てグリーン住宅支援事業

上記は、国が運営する補助金で、補助額が大きいものをピックアップしています。これ以外にも耐震化リフォームやバリアフリー化リフォームなどに対する補助金なども用意されています。さらに、自治体によっては、独自の補助金を用意している場合もあり、国の補助金と併用が可能なケースも考えられるので、リフォームの予算を検討する際には、自治体に利用可能な補助金があるか確認してみましょう。

まとめ

今回は、住宅リフォームを決断した時に真っ先に行ってほしい予算決めについて解説しました。

リフォーム工事にかかる費用については、業者に現地調査をしてもらい、見積り書を提示してもらわないと分からないわけなので、予算は後から考えれば良いのではないかと考える人もいます。しかし、予算度外視で見積り依頼を出した時には、現実的でないリフォームプランが提示されてしまい、結局自分に必要なリフォームが何なのかの判断すらできない…なんてことになりかねないのです。

最初に、予算の上限を伝えたうえで自分の要望を離すと、それが予算の範囲内で可能なのか、また難しい場合はどの程度予算を追加しなければならないのかなど、詳細なアドバイスを受けることができるようになります。記事内では、予算決めの際の注意点などもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

スタッフ A

大阪で20年間にわたって防音工事に携わってきました。
防音工事に関しての事、音に関する豆知識などを配信しております。

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