担当のこだわり防音工事匠からのひとこと
楽団員様のコントラバスの演奏やレッスンを行うため、周囲への音漏れをできる限り抑え、夜間でも安心して演奏できる防音室をつくりたいとのご相談をいただきました。
コントラバスは低音域の音圧が大きく、低い周波数の音や振動は壁だけでなく床・天井や建物の構造体を介して伝わりやすいため、一般的な楽器防音室よりも低音域を意識した高い遮音性能が重要になります。
今回の計画では、Dr70~75程度の高い遮音性能を目標として防音仕様を検討。コントラバスの大きな演奏音に対しても、隣接する空間への音漏れをできる限り低減し、夜9時頃まで演奏できる環境を目指しました。
一方、防音性能を高めるほど壁・床・天井の構造も厚くなるため、完成後の室内が狭くなることも考慮する必要があります。今回も既存の約6畳の居室に対して、施工後は4.5~5畳程度になることを想定し、コントラバスの演奏だけでなくレッスンにも必要なスペースを確保できるかを確認しながら計画を進めました。
防音室は単純に性能を高くすれば良いというものではなく、楽器の特性や演奏時間、必要な室内スペース、ご予算とのバランスが重要です。
今回は、コントラバス特有の低音対策と高い遮音性能を重視しながら、演奏・レッスンのしやすさも考慮した防音室をご提案しました。